こんばんは、しろくまです。

 

 

ノンケ(セクシャルがストレート)にカミングアウトすると、

「俺のことそういう目で見てたの?!」と勘違いする奴も多い。

 

高校時代、男友だち何人かにカミングアウトした事があったが、

その中の一人には、

「お前のことがタイプじゃないから言うんだけど」

という前置きをした上でカミングアウトした事があった。

 

「えー、俺のことタイプじゃないのかよ。勝手に振られたんですけど」

と可愛い返しをする奴もいた。

 

「俺がタイプって言っても困るだろ?」と言うと、

「でも、同性から格好良いって思われたがいいじゃん!」との事。

 

なるほど、ノンケ心理も色々あるものなんだなと思った。

 

他の男友だちの時は

「お前、少数派だったんだな。意外だな。」

と関心する奴もいた。

 

 

勿論、拒絶されたこともある。

 

中学から同じ部活に入っていた友だちに言った時は

「ごめん、俺そういうの受け入れられない」

と言われたこともあった。

 

わたし自身、受け入れてもらえることが当たり前じゃないと思っていたから、

その友だちがそう言ってくれたことに関して、何で?!という気持ちはなかった。

 

ただその友だちは、

「お前のその部分だけは受け入れられないけど、多分関係はかわらないでしょ?」

と言ってくれた。

 

何の準備もなく、ただ私の話にそう返して貰えて嬉しかった。

 

 

セクシャルというは二の次。

結局はその人間を好きか嫌いか興味ないか、それだけのような気もする。

 

 

女の子でよく、ゲイの友だちが欲しい!って言う子がいる。

それは別に構わないのだが、その言い方は少し控えた方が良いかもしれない。

何も思わない方もいると思うのだが、その言い方だと、

ゲイだから、という希少性が目的であって、個人の事は度外視されてしまっているように感じてしまうから。

 

 

セクシャルとは異なるが、

 

「黒人の友だちが欲しい」

「天パの友だちが欲しい」

「片親の友だちが欲しい」

 

自分が同じ境遇で、それを分かち合いたいという事は勿論悪いことではないし、希少性の上で興味を持って貰うこと自体に私も何も思わない

 

ゲイだからと、興味を持って貰うこと自体は問題ないのだけれど、

「自分にはゲイの友だちがいる」「黒人の友だちがいる」という事を、

自分の装飾物のように扱ってほしくないだけ。

 

興味本位と、本当に知りたいというのは全く違う。

勿論そんな事何も思わず受け入れてくれる寛大な人も沢山いる。

 

センチメンタルになって欲しいわけでも、大変だねと言って欲しいわけでもないのだ。

 

 

個人として、好きだなと思った人がたまたまゲイだった。

 

 

高望みかもしれないが、それが一番ありがたい。

そこからゲイの事について、ある程度何を聞かれても私はいやな気分にはならないし、むしろ知って欲しいと思うのだ。

 

本当は、差別や興味本位の目を怖がって叫ばない自分が一番好きじゃないのだけれどね。

 

自分以外の家族が嫌な思いをしてほしくないから、地元ではひっそり暮らしたいのです。