只見雪中キャンプ 【2日目編】
翌朝は7時前に目が覚めた。
眠れないというほどではなかったが、下半身が寒かった。
こんかいは下に銀マットとエアマットを2枚がさねにし、モンベルの#2寝袋を使用した。
下半身は、タイツ薄手+厚手、裏地付きジャージ、防寒ズボンでであった。
上はダウンを着ていたせいだろう、全く寒さを感じなかった。
次はダウンか化繊のズボンを検討しよう。
ぶらさげておいた眼鏡に霜が降りていた。
テントから這い出すと、週末雪の予報にもかかわらずすばらしい青空。
雪で木が折れたようだ。
朝ごはんを食べようと思うが、お茶もりんごも凍り付いている。
あきらめて雑炊に力うどんで体を温める。
車もばりばりに凍っている。
しばらくドアが開かなくて往生した。
標識も、木立も短く見える。
これが今回の秘密兵器、プラペグ、40~50センチある。
雪の中とはいえお天道様の下、のんびりとした時間を過ごした。
最高に贅沢な時間。
只見雪中キャンプ 【宴会編】
まずは大きな声でご挨拶、みなさん久しぶりと思えない。
lこんかいの雪中キャンプは
まれさん、タマ号さん(福島)、
SUDAさん(新潟) 、
一休さん(トウキョウ)、
かじさん(宮城)、
関西メンバーがぜいろくさん、JUNさん、renさん
そして私の、合計9名で楽しんだ。
とりあえず足が冷たい方に靴下をお渡しして、今夜の寝床を準備しにかかる。
雪が降る中、まずはテントを張る為に、風で飛ばされぬよう雪を掘り下げる。
雪といっても下の方は氷のように固まっていて重く、骨が折れる。
しかし昨年の悲劇を思い出しながら、なまりきった体に鞭をいれた。
途中、小休止しているとぜいろくさんがやってきた。
ご指示に従いちょと拡大、良い大きさになった。
余った雪は風上に積み上げ、防風壁をこしらえる。
穴と壁をあわせてテントが隠れるくらいになった。
…途中で雪用スコップがへし折れて、ぜいろくさんの金属シャベルをお借りした。
ぜいろくさん、その節は大変お世話になりました。
さて宴会場はすっかり出来上がっていて、私、後から来て座るだけ。
SUDAさんはじめ先着メンバーが雪をかき、工事用シートで壁を作ってくれていました。
大変ありがたいことです。
入り口近くに陣取り、鉄板焼をすることにした。
![今日も良い日でありますように](https://stat.ameba.jp/user_images/c5/b0/10134275296_s.jpg?caw=800)
火を起きるまでの間、皆さんお料理を恵んでくださる。
遠慮なく頂く、昼ごはん抜いたかいがあった!
鉄板焼のお品書きは、
和牛カルビ
![今日も良い日でありますように-和牛](https://stat.ameba.jp/user_images/52/c9/10134273680_s.jpg?caw=800)
えび焼き
ズッキーニ
でっかいスペアリブ
![今日も良い日でありますように-いか](https://stat.ameba.jp/user_images/c6/c1/10134273686_s.jpg?caw=800)
ねぎ焼
いかごろ焼
![今日も良い日でありますように](https://stat.ameba.jp/user_images/9c/1e/10134275285_s.jpg?caw=800)
健康もやし
![今日も良い日でありますように](https://stat.ameba.jp/user_images/81/66/10134275288_s.jpg?caw=800)
であった。
こんかいの炭は火持ちが短く、もやしが生(汗)、他は美味しくいただけた。
スペアリブはたべごたえ充分、おなかにずしんときた。
えび焼きはJUNさんの小噺がいいスパイスに!
合間にSUDAさんご提供の笹団子を鉄板焼してみる、ふっくら最高♪ありかも。
7時過ぎに、只見温泉保養センターへ赴く、定員5名乗車のレガシイでピストン輸送。
いずれ劣らぬ一家の大黒柱、ていねいなハンドルさばきを心がける。
走りが何では?と一部関西人、無視雪道の運転も慣れでしょうねと流した。
只見川沿いのこの施設、キャンプ場所から程近く、湯上りにゆったり出来て最高である。
今回はサービス良く、煮えくり返るほど熱いお湯だった。
ちょとだけつかって出たが背中まっかっか、軽くいじられといた。
湯上りに施設の方と長話、特産の無塩トマトジュースの話でもりあがるが、モノは無し残念。
お盆明け、ジュースが出来る頃に来いということだろう。
湯上り宴会場に戻ると雪も止み、食欲にターボがかかる。
大分冷えてきた、気温はマイナス5℃を下まわっているようだ。
関西勢の鍋を空にし、雑炊の準備を手伝う。
その後アンパン2つ、笹団子3つ、コロッケぜんぶで4つ、そのあと雑炊、温泉玉子入りきつねうどんまで食べた。
たべてたべて食べまくったというのに〆のおうどんが美味しい。
やはり香り付けにあしらったゆずが、疲れた胃袋にやさしいのだろうと思った。
かつおだしを持ってきた甲斐があるというものだね。
只見雪中キャンプ 【行き道編】
朝いつもより早起きだった。
昨夜のうちにキャンプ用品は積み込んでおいた。
…いつもながらセンスが無い積載だ。
およそ一人の人間が一泊するのにこれほどの荷物がいるのか、はなはだ疑問に思う。
ここは一つキャンプ場で先人達の知恵を拝借せねばならない。
ともあれ、保冷材と生鮮食品のつみこみをすませる。
その後、直ぐ出かけたい気持ちを抑え、フレンチトーストなどこしらえる。
どこにいくのだろうか、おめかしした家人と優雅に朝ごはんを頂いた。
そして気がついたら9時を廻っていたオイオイやばいだろ折檻される。
今までの経験から下道で約6時間かかる、直接向かうことにする。
水戸近郊の我が家をでて、R118を北上する。
常陸大宮市でR293に乗り換え、道の駅美和で休憩とする。
ここは特に冬場のしいたけで名が知られている。
おおきく肉厚・ジューシーなどんこが山盛りで販売されている。
当然購入、うどんの具によし、焼いてよし。
なおも北上し、馬頭でR400へ乗り換える。
ほどなく西那須野のWILD-1で休憩セール品漁り、なぜか15分もかかった。
水戸店と違い、耐寒服が豊富だったもので…。
去年行きしなに雪用スコップ買ったんだっけ。
その先にあるスーパー 三桝屋 西那須野店で鉄板焼の具材を買い求める。
いつもならステーキと相場が決まっているが、でっかいスペアリブと目が合ってしまった♪
お値段もはるが気にせず購入。
それにしても高級食材が並ぶお店だ、別荘地が近いからだろう。
そこからは山道に入る。
心配していた雪は無し、快調に進む。
塩原をすぎてR121を田島に北上、R289に乗り換えれば後はひたすら只見を目指すのみだ。
小腹が空いて途中道の駅田島でエゴマ大福を口にしたが、宴会の為にも食事は避けておいた。
R289からは雪も降っていたが、安全運転でやり過ごした。
只見に入り、たもかぶ本の町に隣接する、天然酵母パン Pankoに立ち寄る。
ただしいパンがお求め安い価格で手に入る、お気に入りのお店である。
あったかい靴下を所望される方がおり、只見町銀行前の平野屋呉服店て買い求めた。
今3時をちょうど廻ったところ、もうすぐ到着、宴がはじまる。
只見雪中キャンプ 【準備編】
今週末はことし初のキャンプである。
それも雪中キャンプ。
およそ正気の沙汰とは思えない。
それでも参加しはじめてはや3年、恒例行事となっている。
今までの経験から、毎年少しづつ装備をそろえていた。
しかし今回は特別だ。
昨年起きてしまった無念のテント紛失リベンジをしなければならない…(いつかネタにしよう)。
大きいところで初投入する機材は、
モンベル クロノスドーム2型
モンベル U.L.SS.ダウンハガー #2
園芸用プラペグ 長さ40~50センチ
特にプラペグは、昨年の雪中キャンプの帰り道、コメリで購入しておいたものだ。
この日の為に1年間倉庫で眠っていたのが、やっと日の目を見る。
というか、畑じゃなくて雪に埋められますけど。
とりあえず、かつおだしをとる。
今回は関西人がいるので、濃い目の1.5番出汁のレシピ。
水1リットル
昆布10センチ角
かつお節30グラム
で2リットル分こさえた。
沸騰させる直前になったら、かつお節を入れとろ火で3分間煮る。
けしてぐらぐら沸騰させないのがコツ。
漉して出汁の出来上がり。
1.5番出しは濃い目なので、つゆにも煮汁にも使え、便利が良い。
つづいては2番だし。
一度出しを取った後の昆布とかつお節に水を入れ、30分煮る。
一掴みの追い鰹をいれ、漉したら二番出汁が出来る。
二番だしで味噌汁や煮物が美味しくできる。
湯掻いて油抜きしたあぶらあげを二番だし、みりん、しょうゆで甘辛く煮る。
荒熱がとれたら、きつねうどんのおあげさんが出来上がり。
これで明日の準備はOKだ。
今年も無事に済むことを祈りたい。