私を支えるモノ 【イトーキ ドーサルチェア】
10年以上前、父から譲り受けた椅子。
イトーキ製、ドーサルチェア
今だ現役である。
父母のおかげで体格には程よく恵まれ、感謝している。
ただいかんせん体重が重すぎる。
食べすぎは百も承知だが、椅子にかかる負担も軽くは無い。
そういうわけで、今まで数々の椅子を座り壊してきた。
パイプベットをソファ代わりにしていたときは、溶接部分がへし折れたこともある。
体重に加え、どすんと乱暴に腰を下ろすのがいけないらしい。
上下調整が馬鹿になるものが殆どだった。
ところがこいつはモノがちがう。
私に譲られてきたとき、すでに数年酷使された後だった。
しかし拭きあげると新品同様となり、そのあとまったく壊れなかった。
たいていの椅子がものの半年もしないうちに壊れるのとは大きな違いだ。
椅子なんてお安いものならいくらもある。
こんなプラスチックの椅子と考えると、高い気すらする。
しかし、椅子について悩まなくてよくなる。
そして腰痛持ちの私がこの椅子なら長時間座っていられる。
そう考えれば、椅子にお金を払うことはやぶさかでないのである。
イトーキの事務椅子。
これからもよろしくたのむ。