今ですね、商店街のパンフレット作っているんですよ。

加盟店を一店一店訪ねて歩いて、原稿をいただくのですが、

やっぱりお店のキャッチコピーとか入っていると嬉しいですよね。

 

 原稿にはキャッチコピーを書く欄があって、「書くの苦手w」という加盟店様には
僕が代筆させていただくわけですが(一応コピーライターだし)、それでもどういうお店なのかは聞かないとわからない。

 

 そのあたりを店主さんに質問するとですね、時々「あ~普通の床屋ですよ」とかお返事が返ってくるわけです。

 

 ブッブー! 「普通の○○」というのはやめましょう。今後は(笑)

 

 どんなお店でも営業が続いている限りはお客様がいるのであります。お客様はそのお店の何かが自分に合っていたり、気に入っていたりするからこそ、そのお店を使って下さっているはずです。まぁ「普通のところが好きだから」とか「なんとなく」という人もいないわけではありませんが、ほとんどの場合なぜ通うかの理由があるはずです。

 それは、どんな小さなことでも良いのです。お店がこんなこと当たり前と思っていても、お客様が喜んでくれるなら、通う理由にしてくださっているのなら充分なのです。

 

 そんなお客様の気持ちを「フツーです」で片づけるのはもったいない!僕の場合、嫌がられなければその辺を店主さんに考えてもらうようにしています。ちょっと考えるとこれまた色々思い当たるところが出てくるものです。

 

 例えば床屋さんなら「うーん、奥さんもカットできるので20分以上待たすことはないかなぁ」とか、「普段使いしてもらいたいんだよねー。気軽に入れるというか」、「よく買い物の合間にお子さん預けていく親御さんいますよ」など、お聞きしているとどんどん出てくる。 そうです。お客さんはだからこそ、ご主人のお店にやってくるのです。

 

 このような「当店だからこその魅力」をマーケティングではUSP…ユニーク・セールス・プロポジションと言います。まぁ、専門用語なんか覚えなくてもOK。旗印のようなもんです。

 

 どんなお店にも必ず良いところ、お客様にご評価いただいているところがあるって、素敵な考え方じゃないですか?それを見つけて歩くのはとっても楽しいので、僕はこの仕事が気に入っているのです。

 

 あ、因みに今の話はたとえ話で、今お手伝いしている商店街の皆さんは僕の手助け無しでもUSPがきちんと入った原稿を渡してくださります。そういう商店街はやっぱり雰囲気が明るいような気がします。

 

 みなさんの会社・お店のUSPはなんですか?