昨日の根元さりさんのブログ(下に貼ります)を読んだら、



鬼滅の刃のこと

(流行り始めた当時なぜこんな殺し合いみたいなものが流行るのか疑問に思いつつ、読んでみたら何となく納得が行った)




先日インスタに載せた、この本のこと

(むかし、ひとと動物は区別が無かった。みな同じ言葉を話していた。という絵本)


を思い出したよ。



ユングが研究した潜在意識の深い部分にある
集合意識の研究をすすめて


世界中の神話や民話、昔話の内容には、洋の東西をとわず
人類共通のイメージがあることを発見します。
(アーキタイプ)

そして、心理学を初めて日本に

もたらした、河合隼雄先生が

日本の昔話や古事記、日本書紀の研究を深めて、そこから
心の世界や成長と、昔話の共通点を述べられています。


昔話のおもしろいところは
だいたい、タブーを犯すことや

登場人物の多くが、おじいさん

おばあさんであること

動物など他の生物が

人間に化けること

人間とふつうに会話すること

そして、神仏がとても身近にあることです。

鬼や山姥は怖いけど、ちょっと
人より知恵が足りなかったり
実はさみしいだけだったり

目に見える存在、見えない存在
ありとあらゆる種族が一緒に生きている世界であり

人間の、ありとあらゆる側面を
象徴的に表現しているようにも見えます。


河合先生が、述べられていることの一つに
物語の中で、いざ、という時に

人は祈る。

そこから、話が展開していくというのがあります。

人類の歴史は、祈りと共にあったのですね~。


先日お話しした、ゲームのドラクエもそうですが
人間の意識の根源的で普遍的なものを表すストーリーは

まんがでも、映画でもゲームでも、

ヒットするそうです。

時代が変わっても、価値観がかわっても、

根源的なものは変わらないのだと思います。

日本昔話は、それこそずっと昔から、

私たちのご先祖様も見聞きしてきたストーリーなわけです。

それだけ、長い時間をかけて
たくさんの人が、そこに意識を向けてきたことになります。

それは、何百年も、ときには
千年を超えて、神仏に手を合わせて
祈ってきたことと、似ているように思います。

それだけ、先代から積み重ねられてきた

エネルギーが詰まっているのです。