誇り | しろくま 「Around us」   壁の無い世界を。日々生きている上で感じた事、音楽や芸術や大切な人達の事を綴っていきたい。

誇り


大切な人


久々に一週間も長居した北海道での毎日は、何気ない日常の会話だけでも


私にとっては大切な点になりました



大切な人を大切にする



そんな単純な当り前なことも 「日常」というさほど変化の無い時間ではつい忘れがちになってしまう



大切な人を大切にする



大切な人に誇りを持つ 宝石白


私がそれに気付けたのも、祖母のお陰でした


小学生5・6年生になると、「お母さんがいない事」に少なからず差別を受けた私は、


いつの間にか大好きなばあちゃんと一緒に外出するのを嫌がるようになりました。。。

二人で時々街に買い物に出掛けて、ラーメンを食べて、市場でアツアツのかまぼこを買って


帰り道、公園のベンチに腰かけ揚げたてのかまぼこを食べるのが、ばあちゃんは楽しみだったようです


なのに私は、街で母親と一緒の同級生を見掛けると、恥ずかしくてばあちゃんから離れて歩きました

何度かそんな事があり、それを察してくれたばあちゃんは、ある日


自分からさっと一歩引いて、私から離れました ショック!



その瞬間、なんて自分は恥ずかしい事をしたんだと、ばあちゃんに申し訳ない気持ちで一杯になりました


謝ることも出来ず、あの時の自分の愚かさを、私は大人になるまで抱え続け、苦しみ



もしかしたら死に目に会えないかもしれないと覚悟の上で上京を決めた時、


今までの感謝を含め、この時の事もすべてを手紙に託しました 


ばあちゃんはそれを読んでオイオイ泣き、「嬉しかった」と言ってくれて

時々、その手紙を読み返してはまた嬉しくて泣いてたと聞きました


自分にとって、ばあちゃんなりに一生懸命育ててくれた大切な大切な人を

私は一瞬でも「恥ずかしい」なんて思ったこと とても愚かだと思った

あれから私は、自分の信頼する家族や友達や恋人、仲間に誇りを持っていたいと思い


人は物じゃない、アクセサリーでも無い


誰がなんと刷り込みしてこようと、自分の大切な人に誇りを持つ


今なら、ばあちゃんとも堂々と手を繋いで歩けたなぁ 。。。。。


もう天国に行っちゃったけど、じいちゃんもばあちゃんも 私の大切な大切な人


生きている今、大切な愛する人たちに 誇りを持とう



よし、待っている人のいる東京に帰ろう 星