ゲーテB1を受験してきました! | ドイツ音楽留学への道!

ドイツ音楽留学への道!

・海外留学を目指す元教員
・ドイツ在住
・国内の音楽高校・音楽大学を卒業後、公立小学校音楽教員として2年間勤めました
・オーストリアへの短期留学7回!(Wiener Musikseminar参加済)
・Tandem Partnerとして出会ったドイツ人の彼氏と交際中

Hallo~ みなさんこんにちは♪

 

今回は、先日ゲーテ・インスティテュート東京で行われたB1の試験を受けてきたので、試験の様子や内容についてシェアしていきます!LesenやHörenについては参考書などの内容と大差なかったので、ここではSchreibenとSchprechenについて細かく書いていこうと思います。

 

これから受験されるどなたかの助けになれば幸いですニコニコ

 

 

 オンライン受験って??

 

まず私が受けたB1の試験は、オンライン受験タイプでした。しかし「オンライン」と言っても自宅受験ができるわけではなく、ゲーテ・インスティテュート東京の校舎内でSprechen(口頭試験)以外を専用のパソコンで受ける、という仕様です。

 

私はこの点を勘違いしており、試験2週間前になってやっと「あれ?そういえば、どうやって自分のパソコンで受けるんだ?」と調べ始め、実際に校舎に赴く必要があることを知りました泣き笑い(のんきすぎて自分でも驚きました笑)

 

Lesen(読く)、Hören(聞く)、Schreiben(書く)の3つのテストは1階の大きなホール(Saal)で行われ、試験の最初から最後まで自分の席が固定されていました。テストやパソコンの操作、休憩時間についての説明についても全てドイツ語で行われたので、ホールに入ってからはしっかりとドイツ語モードに切り替え、不意なドイツ語での話も聞けるようにしておく必要があります。

 

Sprechen(口頭試験)のみは2階の教室で行われ、オンラインではなく実施例の動画にあるような対面方式でした。

 

ちなみに試験は、参考書などのようにLesen → Hören → Schreiben → Sprechen の順番で行われるとは限らず、前後の部のスケジュールや、他の参加者の方々との兼ね合いで調整されているようです。事前にメールで頂いていた私のスケジュールはこうでした。

 

11:05〜 Sprechen (※11:05は集合時間で、実際に始まったのは11:20頃です)

お昼休憩

14:20〜 Lesen

15:45〜 Hören

16:50〜 Schreiben

 

午後のテストの休憩時間は各5分ずつしかないわけではなく、実際は15分ずつの休憩がありました。メールで頂いた書類に記載されている時間は、多分モジュールを単体で受ける方の集合時間なのかなと思います。

私が10:30頃に会場に着いた際に、ちょうど午前中の部の方々がLesen、Hören、Schreibenを受け終えたようだったので、結構早い時間帯にあたることもあるようです。

 

 

 

Lesen

 

Lesenに出てくる問題は、模擬試験や参考書と全く同じです。(※2019年に試験内容が変わったようので、出版年がそれ以前のものは注意が必要です)

 

B1のWortlistを全て暗記しきって臨んだわけではなかったので、前半部分で語彙の難しさは感じました。また、状況に合った広告を選ぶ問題(Teil4)と反対派の人を探す問題(Teil5)では、国語力が試されるような微妙なニュアンスの文が多く、「合ってる…のか…?

」と最後まで悩み続けるような問題が多かったです。

 

時間的には全く問題なく、2周程度見直しができる余裕がありました。

 

 

Hören

 

こちらもLesenと同じく、ラジオや天気予報、飛行機の遅延情報などなど、参考書とほとんど内容は同じでした。しかし本番の緊張からか、2度聞くことができる問題では1回目に全く聞き取れなかったり、1度で聞かないといけない問題では前置詞やnichtなどの細かくて重要な言葉が聞こえてこなかったり…と焦ってしまう場面もありました。

 

オンライン受験で使うパソコンでは、今この問題をあと何秒で読まなくてはいけないのかが可視化されているので非常に分かりやすかったです。

 

 

Schreiben

 

Schreibenの問題はやはり参考書と同じで、①友達に書くカジュアルなメール、②意見、③相手がSieの丁寧なメール、という順番でした。それぞれ、

 

①先週見た映画を気に入った。なぜ気に入ったのかの理由も述べて、「映画館に一緒に行こう」と友達に提案する。

②「男性が泣くことは許されるか」についての意見を述べる。

③上司が私のために会議を設けてくれたが、行けなくなってしまったので丁寧に謝り、その理由も説明する。

 

といった内容でした。参考書には「"語彙力"の点数を上げるために、難しい語句を使ったり複雑な文法を使ったりしたいと思うかもしれないが、シンプルででミス無しの文の方が全体的な点数は高い。」と書かれていたので、冠詞や形容詞の格変化であまりミスをしないように複数形を使って、なるべく定冠詞や不定冠詞を使わない、というような手も使いました笑

 

「なぜ気に入ったのか」の理由付けは、よく「曖昧で弱い」とドイツ人の彼氏から言われていたので、シンプルでかつ「絶対にこれが理由だ!」と誰が読んでも分かる文にしました。(例:「なぜこのジムが好きなのか」→無料でシャワーを浴びれるから。私はトレーニングで汗をかくから、ジムでシャワーを浴びれることは嬉しい。」などなど)

 

 

Sprechen

 

Sprechenは私が一番苦手意識を持っている分野です悲しい というのも、ただ話すだけならまだしも、もらったテーマについての知識や語彙に明るくないと完全に思考回路がストップしてしまうからです…。

 

とはいえ本格的に対策を練ったのは、試験の約1ヶ月前からです。試しに何もないところから一人でプレゼンを作ってみたところ、かなり悲惨な結果だったので、まずはとにかく定型文(=テンプレート)づくりから始めました。対策については、需要があったらアメブロかインスタの方でご紹介しようかなと思います。

 

当日出された会話の課題は「友達が来週、大学最後のテスト。その友達を大学に迎えに行って、何か祝う」というものでした。

 

プレゼンテーションは「車での交通はこれから増えていくかどうか(?)」と「子供が自分の時間が少ないことは良いかどうか」の2つが提示され、後者の方が練習してきたプレゼンのテーマに近かったことと、教員として子供についての話題に明るいなということで、1秒くらいで決めました爆  笑(そのため、前者のテーマについてはうろおぼえです…)

 

試験官は2人おり、受験者が話したことを逐一タイプしているようでした。そのうち1人は私がオンラインコースを受けていた時の先生で驚き、挨拶をしたいところでしたが試験会場だったので我慢汗うさぎ(週に1回のZoomの時に、私が音楽教師と知っていたので、「今は何教えてるの?」とリコーダーの演奏を所望された先生です爆笑課題へのコメントや質問への返信がマメで、優しい先生だった〜〜照れ)

 

1人の面接官はドイツ語がかなり早口であまり聞き取れず、微妙な解答をしてしまったと思いますが、その他はあまり問題なかったように感じます。ドイツ人の彼氏いわく、「一緒に受けている参加者がドイツ語が苦手な人であっても、自分だけ話してしまうと特典が下がるので、上手く会話を引き出すように」とのことです。(逆も然り)

 

 

 

 対策は3ヶ月前くらいから

 

 

今回の受験での私の反省は、受験対策を始めるのが遅かったことです。ドイツ語の勉強自体は毎日行っていたのですが、記事を読んだり、ゲーテの試験と関係ない参考書を解いたり…と受験対策ではなかったので、約1ヶ月前になってかなり焦りました驚き

 

というのも、ゲーテ・インスティテュートは優しいので、受験レベルごとに語彙リストを公開してくれている訳なんですが、それを全く見ていなかったので毎日暗記に追われる日々でした昇天(特に教員なので全然時間がなく…通勤時間は睡魔との戦いでした…)

 

そんなわけで、語彙の暗記だけでも良いので3ヶ月前から対策を始めると、余裕を持ってテストに臨めるのではと感じました!

学生さんであれば(※私のように塾バイトガチ勢でない限り)、多少時間はあるかなと思うので、1〜2ヶ月前からでも良いと思います。

 

 

 迷ったらまずは!

 

 

「語学学校に通うかどうか迷っている」、「対策どうしよう…」という方はぜひインスタでご相談下さい♪

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(そもそも現在は教員として働いており、副収入を得ることは禁止されていますのでご安心を!スター)

 

下差し丸山菜美 インスタグラム

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ウィーン、ドイツでの観光情報も載せているので覗いていって下さると嬉しいですラブラブ

では!Tschüs~!