処女の方のお相手経験はありませんが、セカンドバージンのお相手を務めさせていただいた経験はあります。

ずいぶんと前の話ですが…清楚でとても誠実な既婚の方でした。何度目かのデートで、その日は彼女も覚悟を決めていたようでした。その一方で、どこか心の片隅にまだ迷いが残っているのか…笑顔の合間に、ときどき視線を外すようなしぐさも。ホテルの部屋に入るなり抱き寄せたその身体は、まだ硬くこわばっていました。それでも彼女は、私に身を委ねてくれました。

 …気持ちを込めて抱きました。
 …軽いキスから、徐々にお互いの舌を、気持ちを確かめ合うかのように絡めました。
 …優しく、丁寧に丁寧に、時間をかけて愛撫しました。
 …包み込むように肌を合わせ、お互いの身体を寸分の隙間もなく重ね合いました。

そして… そっと彼女の反応を伺いながら、ゆっくりと彼女の身体の奥深くへと、私自身を沈めて行きました。素のままで、彼女の潤った温もりに受け入れられた感触は、とても心地よく、お相手の体温が直に伝わってきました。

お互いに何度か逝って、心地良い疲労感とともに、腕枕で彼女を抱き寄せながら、しばしまどろむような時間…。(※ちなみに私は、このひと時が大好きです。)
彼女の口から小声でぼそっと…「あぁ… しちゃった」って。
その横顔は、ご主人への後ろめたさからなのか、物憂いな表情が滲んでいました。

その後、時間が過ぎゆくとともに、しだいになんとなく縁遠くなってしまいましたが、今でも私の大切な思い出の一つになっています。