昨日、初めて来られた患者さんが
かかりつけの病院の不満を言っておられました
去年手術したところにまた出来物が出来たということで
来院されたのですが
お話を聞いてみると手術も問題なくすんで組織検査もして
診察内容としては全く問題がなさそうなのに
「○○先生ってどういう方なんですか?」
と明らかに不満そうな感じでご質問されました。
しろくま的には直接は知らない先生なので何とも言えないところですが
何に不満を持っておられるのかを確認すると
説明なしに11種のワクチンを打たれたり
フィラリアの予防も勝手に12か月有効の注射にされたので
えらいことお金がかかってしまったとのこと
ワクチンやフィラリアの予防についてどの薬を使うかは
病院によって違うので正規のお薬を使っている以上は
特に問題はないと思いますが
飼主さんへの説明はしっかりしないと
どんなにちゃんとした診察をしているつもりでも
伝わらないと不満に思われることがあるんだなーと思ったり
結局フィラリアの薬とワクチンの種類について説明をして
さらに出来物の危険性と、
しろくまの病院ではすぐに手術ができないことを伝えると
元の病院に帰られることになりました
しろくま的には、ホームドクターの役割は
飼主さんのそういう疑問などに答えてくれるところなんじゃないかしら
と思っているのですが特別話しにくい先生とかもおられるのかしら?
と思いつつも患者さんとのコミュニケーションツールの一つである
処方食などがインターネット販売されるようになったことで
注:処方箋のない処方食のインターネット販売は違法になります
患者さんとホームドクターの距離が遠くなっちゃったのかなと思ったり
来週の講演会をするにあたっていただいた質問を見ると
獣医さん側から見ると「そんなところに疑問があったのか~」
というものも多かったですが
逆に考えたことがなかったのでわからないまま放置していた問題も
いっぱいあったのでやっぱり何事も対話が必要ねえと思うしろくまでした