コロナ禍の中、病院と職場の行き来と少しだけの買い物だけという生活が続いています。外食なし、飲食なし、コンサートなし、球場なし。毎年のように参加していた萩・石見空港マラソンも、仮に開催されたとしても出場しないことに決めています。それでもそれなりに充実しているのは、「実は私はインドア派だった」という理由なのかもしれません。この2年間を振り返ると、一番の遠出は救急車に同乗して出雲まで行ったことでしょうか。患者さんの無事を確認しながら、山肌に飛び出ている大田市温泉津町福光の「タツ岩」を眺めました。

 

 このコロナ禍の中でも産業保健研修には何度か参加しました。今日は浜田市野原町の「いわみーる」で田中安全衛生コンサルタント事務所の田中誠先生の講演を聴き、「健康経営」という言葉を知りました。「従業員の健康の維持・増進が企業の生産性や収益性の向上につながるという考え方に立って、経営的な視点から、従業員の健康管理を戦略的に実践すること」というものでした。シロイルカ総合病院に当てはめると、「職員の健康の維持・増進が職場の生産性や収益性の向上につながる」ということになるのでしょうか。

 

 外来患者数・入院患者数が増え、医業収益が黒字になることを目指していますが、さらに職員一人一人が職場で輝くことができる環境作りが大切なのだと思いました。講義では、メンタルヘルスの改善として「家庭で過ごす時間を増やすことも重要」と話されました。午後4時に研修会が終わったら、病院に戻らずに、そのまま家に帰り、いつものコースで12キロ走りました。あれっ、私はインドア派ではないのかも。(くま)