8月1日10時から17時まで、午前中は総合診療医ブラッシュアップセミナー、午後は総合診療専門医プログラム説明会がWEBで行われました。今日は一日、総合診療について考える時間でした。

 ブラッシュアップセミナーでは、島根大学医学部附属病院長の椎名浩昭先生、しまね総合診療センターセンター長の白石吉彦先生の2人の講演を聴きました。椎名先生は現在と将来の島根県の医療の状況予測を踏まえた総合診療医の重要性を話され、白石先生は総合診療医の魅力をワークライフバランスとともに伝えていただきました。

 午後は雲南市立病院の太田龍一先生のミニレクチャーがあり、総合診療は専門医の中では新参者であり、簡単ではないことと、必要性が増していることを話されました。プログラム説明会では島根県内9つの総合診療専門医の研修プログラムが紹介されました。シロイルカ診療所/シロイルカ総合病院のプログラム紹介は、えびさんが行いました。どのプログラムも特徴がある魅力的なものだと感じました。

 他の総合診療医の話を聴きながら、自分自身が今なぜ総合診療を行っているのか、振り返りたくなりました。学生時代に、自分らしい道を選びたいと思ったこと、自分の力が最大限に発揮できる場所が地域だと思ったこと、広い領域の医療であればたくさんの人々を幸せにできると思っていたことなど、30年以上前のことになりますが、あの頃に自分の思い描いた道を歩んでいることは幸せなのだと思います。(くま)