11月25日、シロイルカ総合病院の総合診療科の外来で今シーズン初めて患者さんをインフルエンザと診断しました。県外から浜田に来られた方でした。まだ爆発的な広がりはありませんが、マスクが離せない季節になりました。
 シロイルカ診療所でもシロイルカ総合病院でも、職員や一般の方の予防接種は終わりに近づいています。まだ予防接種を受けておられない方はお早めになさってください。
 私は医師になって27回のインフルエンザのシーズンがあり、2度だけインフルエンザにかかりました。最初は研修医として働いていた最初の年末で救急外来に訪れた患者さんからもらいました。インフルエンザのワクチン接種を受けていなかったので、ワクチンの大切さを知りました。2度めは新型インフルエンザが流行した翌年の5月に腹痛で来院した小児からもらいました。腹痛だったのでマスクをしていなかったことが間違いでした。確かに小児のインフルエンザは腹痛を伴うことがあります。前年にかからなかった新型インフルエンザウイルスが体内に入ったのだと思いました。
 インフルエンザが流行すると毎日のようにインフルエンザの患者さんを診療します。診察のときにうつってしまうことを心配しますが、かからないのはマスクと手指消毒液のおかげだと思います。それから、かかったかもしれないと思ったら早めに寝ることにしています。万全を尽くしてインフルエンザのシーズンを乗り越えたいと思います。(くま)