11月21日にシロイルカ総合病院の臨床研修委員会を開催しました。島根県にはシロイルカ総合病院を含めて8つの基幹型の臨床教育病院があり、医学部を卒業し医師家試験に合格した研修医が2年間、医師としての基礎となる臨床医学を学びます。臨床研修委員会は年に2回程度開催され、研修体制や研修医の状況を確認し、年度の最後の委員会では研修の修了を認めるかどうかを話し合います。

 今日は島根大学医学部の鬼形卒後臨床研修センター長、清和会西川病院の松本副院長、浜田保健所の村下所長、浜田市医師会から笠田医院の笠田院長、雲南市立病院の大谷病院事業管理者に来ていただきました。シロイルカ総合病院からは石黒院長、飯田副院長、平事務部長、折出庶務班長と各指導医が集まり、研修状況について意見を交わしました。

 私はプログラム責任者として、研修体制や研修医の状況について説明を行いました。シロイルカ総合病院は研修医が自由に研修を選択できる体制を取っていることが特徴です。2020年度(令和2年度)から従来の内科・救急・地域医療に加え、外科・小児科・産婦人科・精神科が必修研修となります。必修研修が多くなる分、選択の幅が少なくなり自由度が低くなることが予想されますが、幅広く学ぶことができると前向きに捉えて研修指導を行いたいと思います。

 プログラム責任者として初めての委員会で、かなり緊張して臨みました。会議が終了したあと、高校・大学の先輩である大谷先生から「すっかり浜田の人間になったなあ」と言われ、出雲を離れて20年になることを思い返し、少し苦笑いしました。(くま)