百田尚樹と幻冬舎は二審も敗訴 | 白いクロクマ。

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二審も幻冬舎に賠償命令=百田氏小説、名誉毀損で―東京高裁

時事通信  2/1(水) 17:58配信

 

タレントの故やしきたかじんさんの闘病生活を記した小説「殉愛」(百田尚樹氏著)をめぐり、たかじんさんの長女が「事実に反する記述で名誉を毀損(きそん)された」として、出版元の幻冬舎(東京)に550万円の損害賠償などを求めた訴訟の控訴審判決で、東京高裁(安浪亮介裁判長)は1日、一審東京地裁判決から賠償額を35万円増やし、同社に365万円の支払いを命じた。

 一審同様、出版差し止めは認めなかった。

 一審は、長女側が問題とした約20カ所の記述のうち6カ所について「真実とは認められない」として名誉毀損などに当たると判断した。二審は「著名人の子どもだが、長女自身は公人ではない」として、親子関係に触れた別の1カ所でもプライバシー侵害を認定した。

 判決によると、2014年11月に出版された同書は、同年1月に亡くなったたかじんさんの最晩年を、直前に結婚した妻との生活を中心に記述した。

 幻冬舎の話 承服し難い内容であり、判決を精査し対応を検討する。

 
 
名誉毀損を七箇所も認めながら、世紀の事故本とまで言われている「殉愛」の出版を差し止めしないのは何とも判断しがたいものです。
 
さて、私がこの記事で非常に面白いと感じたのは、時事通信のネットニュースの見出しが【二審も幻冬舎に賠償命令=百田氏小説、名誉毀損で―東京高裁】とあったことです。
ノンフィクションであることを謳っている「殉愛」を、小説「殉愛」と断定しているではありませんか。お茶でも飲んでいたらきっと吹き出していたと思います。あー、よかった。
 
百田尚樹が「二度とあのようなノンフィクションは書けない」とまで言い切り、公言してはばからない駄作「殉愛」を、時事通信が小説と切り捨てたところに拍手喝采を送りたいと思います。
 
今年も(というか毎月数回にも及ぶハイペース)この事故本小説を巡って、いろいろな訴訟が行われています。
 
私はこれからも家鋪隆仁氏の後妻や幻冬舎、百田尚樹と闘う人々を応援したいですね。
 
 
では。