初めて会った数日後、2回目のデートの約束をした。確か初めて会ったのが金曜日で、日曜日とかに2回目会ったような気がする。

2回目のデートは、彼の地元へ行った。
商店街を歩いたりして、彼のオススメのカフェに行った。オシャレな小さなカフェでタルトが美味しいお店。オシャレなカフェは女性客ばかりで一人で入ってもなかなか落ち着けないから、一緒にこれてよかったって言ってくれた。
ティーとドリンクが何種類かが置いてあり、二種類をブレンドして飲むシステム。
ほんまにこんなの大丈夫なの!?と初体験だったんだけど、不思議な感じでとても美味しかった。
タルトは桃のタルトを食べた。これもとても美味しかった。

その日の彼の服装は初デートの時と違って大人っぽくて、少し緊張した。カフェでくつろぐ姿が絵になるなぁって思った。

その後は、ノープランだったため猫カフェに行こう!って誘った。電車でなん駅か移動し、そこから徒歩。徒歩がわりと距離があって、Googleマップの徒歩の時間は皆で本当のやつを投票できる仕組みならいいのにねみたいな話をした記憶がある。

猫カフェは、保護猫カフェであまり人に懐いてない猫ばかりだった。でも、何匹かはおもちゃで遊んでくれて癒された。彼は、触れなさそうな猫も手名付けてナデナデできていたのですごいなぁって思った。そしてなにより、彼の印象が変わった。猫に戯れる姿をみて、あぁ、優しい人なんだなぁって。「動物好きは優しい」的な言葉があるけど、彼を見てシンプルにそう思った。ちょっと心の壁が薄れた。


これは後で聞いた話なんだけど、帰路で駅まで歩く際、○起が止まらなくて焦ってたそう。こんなのは初めてだったらしい。下心も全く無かったそう。
これをきいて、嬉しかった。本能的に私を女性として見てくれているんだなって思えたから。でも、本当にそんなの気づかなかったし動揺していながらも表情に出さないその冷静さは素晴らしいと思う。

帰りの電車で、よく切符を無くすという話をさっきしておきながら本当に降りる前に切符を無くして焦ってて面白かった。「ジャケットの胸ポケットの中は?」と私が指摘すると、そこから切符が出てきた。なのに彼はすぐさま違う場所に隠し、ここから出てきた!ってバレバレな嘘をついた。この人こんなにおちゃめなところあるの!!!!と私の心世距離はかなり近づいた。心の壁が消えた瞬間だった。

彼の最寄り駅まで戻ってきて、一緒に夕食を食べることにした。ハンバーグを食べた記憶がある。そしてデザートにパフェを。何かについて質問した際、スマホで調べながら長々と語ってくれてなぁ。その時の彼を写真に撮ったのが、初めて私が彼を写真に納めた瞬間だった。眉を上げて顔を伸ばして語ってた。

今もそうだけど、昔から知識を意気揚々と自慢気に語るところがある。そういうところ、彼らしくて好き。

夕食後、バイバイした。
2回目のデートはこんな感じ。