「何か」から逃げてる話、第二弾です。

今度は、親から買ってもらった自動車をどこへやってしまったのか、新幹線の記憶です。


インフルエンザなのではないかというくらい、熱っぽく、痰が酷かったので、他の乗客に感染させてはいけないと思い、新幹線の連結部付近に移動して、そこで、痰が喉につまって死にそうになっていました。

死にはしませんでした。


駅に降りて、おそらく徹夜で目が腫れてたのだろうと思うくらい目が真っ赤な、でも美しい駅員さんに「本当に大丈夫ですか?」と逆に心配されました。

インフルエンザみたいだったからではなく、おそらく行き先がめちゃくちゃだったんだと思います。

自分が何を言ったのかは、覚えていません。


因みに、お金は消費者金融で借りました。

返すつもりはありませんでした。

あの時、私は「何か」から逃げながら「死場所」を探していたのです。



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