私は、地元から離れた県で運送会社の検品のアルバイトをして暮らしていました。


それまでの記憶が曖昧なのです。


実家は一軒家なので、「実家が太い」と言われるような家庭環境だと思います。


自分では、この歳になるまで、その有り難さに気づいてなくて、「これが普通だ」と思っていました。

何不自由なく育ててもらい、大学も休学・留年しましたが、卒業させてもらい、その大学で学んだ事を活かせる職場にパートとして入っていたはずでした。


その後の記憶は、ただひたすら「何か」から逃げていました。

自動車も親から買ってもらってた物に乗っていましたが(これもその有り難さに全く気づいていませんでした)、その自動車で車中泊をしながら、「何か」から逃げ続けていました。

お風呂は、温泉や銭湯を探して入っていました。


道中、地元の図書館から借りていた本を実家に「返却しておいてください」と手紙を添えて送りつけました。


また違う道中、山の中の道でしたが、車を停めるスペースがあり、何台か停まっていたので、私も少し休ませてもらおうと思い、車を停めました。


そこには猿がたくさんいました。おそらく、野生の猿ではないかと思います。

他の車を停めていた人たちは、猿に餌をあげていました。

私は、自分が食べるので精一杯だったので、車から降りることさえしませんでした。




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