副作用のない薬ってないんですか?

 



「副作用のない薬ってないんですか?」と質問される事があります。

答えは「何を求めるかで、効果と副作用は違ってきます。」

例えば、頭痛薬の効果は、頭の痛みを止める事になります。
頭痛薬を飲んで、胃が痛くなったら、これが副作用になります。

副作用というとマイナスな影響の事だと捉えられていますが、そうでもない場合もあります。

整形外科で処方される痛み止めの中には、痛みをとる他に、うつ病にも効果を発揮する薬があります。

うつ病で腰痛の方が、この痛み止めを飲んだら、腰痛もうつ病症状も改善する事があります。

これを副作用と捉える方は少ないでしょう。

つまり、捉え方によって薬には効果と副作用の両方があるんです。

だから、必ず自分が求める以外の作用(副作用)について、医師、薬剤師に確認して下さい。

市販薬の場合には、購入する際に薬剤師に確認し、更に飲む前に薬の説明書も読んで下さいね。