どう生きたいか、どう生きるのか。どんな人生がいいのか、どんな人生にしたいのか。

 

 

私の健康管理・体調管理の根本的な考え方は、そこからはじまりました。

 

身体に痛みがなく、不調も感じず、 好きな事ができて…。

そんな元気で笑って暮らせる状態が幸せだと思っています。

 

 

私は数年前まで、咳喘息という喘息発作はないけれど、咳が出るという状態で、薬を飲んでいました。

 

発症は学生時代です。一時的に症状がなくなり、薬から離れられた時期はありました。しかし数年前、風邪をひいた後に、再び咳が止まらなくなり、3ヶ月様子をみましたが、改善せず、また薬のお世話になる事になりました。

 

内服薬の他にステロイドの吸入薬も処方され、使用していました。でも、薬を使えば症状は治まるけれど、体調次第で薬の効きが悪くなる事もあり、咳が完全にでない状態を保つのは難しかったです。

 

再燃してから1年以上、薬を使い、「完全に咳が治まる事はないのに、いつまで薬を飲み続けなければならないのか」と考えるようになりました。また、受診する時間がない事や、薬をきらしてはいけないという強迫観念にも似た思いを持つようになり、疲れてきてもいました。

 

 

この頃に「食育」に出会い、『身体は食べたものでできている』という当たり前の事に気付かされました。そして、病気や何かしらの症状がでるのは、食べものに原因があると、食育を学んで感じました。

 

それから栄養素について食品という観点から学び直し、現在の食品事情を学び、これまでの自分自身の生活を振り返りました。

すると、食べ物たけでなく、その時々の内的外的環境と心の在りかたから、とても大きく影響を受けていると実感しました。

 

私の判断ポイントは、咳でした。咳の出方から何を多く摂っているのか、何が足りないのか、そしてその時の体調や仕事のスケジュールなど、出来るだけ沢山の自分のデータを集め、分析しました。

 

そして、1年近くかけて、薬から卒業しました。

 

 

自分自身の体験から

『自分の身体の変化にも、変調にも気づけるのは、自分だけ。』

『何が原因なのか気づけるのは、自分だけ。』

『効果があった事が何なのか、気づけるのは自分だけ。』

と、感じました。

 

そして、初めに戻るわけです。 

『どう生きたいか、どう生きるのか。

どんな人生がいいのか、どんな人生にしたいのか。』

 

自分自身が自分だけを診てくれるホームドクターになる事が、健康管理・体調管理の基礎だと思っています。

 

風邪をひいたり、どこかが痛くなった時に、『身体からの悲鳴(訴え)』だとちゃんと受けとめて、生活を振り返り、そして修正する。これこそが本当の早期発見、早期治療だと考えています。

 

また、この感覚があると、医療機関を受診する時に、自分の状態を伝えやすくなります。さらに、薬の効果や副作用にも気付きやすくなります。

自分の身体を、自分が一番よく知っていると良いこと尽くめだと感じています。

 

 

1つしかない自分の身体です。自分の身体に責任をもち、自分自身が大切にして、気にかけてあげる事が、人生を楽しむ第一歩だと考えています。

 

 

 

食への考え方

 

 

①食材、調味料、味付けなど

 

食材の安全性を求めると、限界を感じる事があります。

 

内閣府食品安全委員会というものがあります。こちらを見ても100%安全と、安心できるものだとは思えないので、できるだけ地産地消ができる食材を選んだり、種や生産方法に拘りや信念を持った生産者の食材を選ぶようにしていますが、限界を感じています。だからこそ、出来ることから始めました。

 

 

まず調味料を良質なものへ変えました。 

調味料は毎日、毎食摂るものです。安心して摂れるように、原材料や産地、製造方法、包装容器、輸送方法などを加味して、摂取しても良しと思えるようなものを選んでいます。オーガニック食品や自然食品を扱っているお店で買う場合でも、必ず食品表示をみて納得してから買っています。そして食品全般に言える事ですが、食品表示は気づかぬ内に変わっているので、同じ商品、同じ食品を買う場合でも、原材料などを確認してから買うようにしています。

 

②食事の量と回数  

 

今、たくさんの情報があふれ、誰でも簡単にその情報に触れることが出来るようになりました。しかし情報が多すぎて、何が真実なのか、どれが自分に必要なのか、判断するのが難しくなってきていると感じています。

 

『世界報道自由度ランキング』というものがあります。

2002年から年1回、国境なき記者団が世界180か国と地域のメディアの透明性、独自性など、言論の自由・報道の自由について調査してまとめた年次報告書が「世界報道自由度ランキング」(World Press Freedom Index)です。

 

2022年の日本の順位は180か国中71位でした。

国境なき記者団 世界報道自由度ランキング

 

こういった調査報告があることを知ってから、メディアに対する意識が変わりました。判断基準が「テレビで誰かが話していた」から「自分で調べて納得できた」に変わりました。

 

どんなにいいと感じる事でも、納得して自分の中に落とし込んでいないと行動(実行)、継続には繋がらないと思っています。そして、得られた情報が全て自分に当てはめられるか、実行できるかは、自分を知っていないと難しいとも思っています。

 

自分の身体を知った上で、得た情報を判断して、どれをどんな風に自分へ適用していくかを、楽しんでいます。

 

その中に食事の量があります。もちろん回数も。

 

現代は飽食の時代ですが、新型栄養不足の人が多いと言われています。食べているのに、栄養不足なんです。新型栄養不足にならないように気を付けつつ、私は今は腹7分目を目指しています。理由は、自分の身体的、頭脳的なパフォーマンスを考えた時に、このくらいの時がいい状態だと感じる事が多いからです。ただ、今後これは、変わると思います。

 

また食事の回数は、1日3回食がスタンダードとされていますが、空腹がもたらすメリットも昨今、研究され解明されてきています。まだまだ、研究段階ではありますが、日本で3回食が始まったのは江戸時代といわれており、それ以前は2回食でした。食事の内容も違いますが、食材自体の持つ栄養素の量も違います。さらに、生活スタイルが大分違います。肉体労働が大分減っています。これらの事と、自分の身体の状態を考えて、2食にすることもありますし、1食の日もあります。

その時の自分にとって、最適と感じられる食事の回数を探しています。

 

塩分の摂りすぎを防ぎ、食材のもつ味を楽しむために、味付けは薄味を心がけています。

食育で味を感じる舌の味蕾(みらい)は、スポンジのように味を吸収し、覚えるので、濃い味付けになれてしまっていても、日々、薄味を摂り入れることで、薄味でも美味しいと感じるようになると知りました。さらに、下味で使った調味料は、完成した時に隠れてしまい、味として感じにくい為、さらに調味料を追加してしまうようになる事も知りました。

 

そこで、毎食、薄味を心掛け、下味をつける時は控えめにして、口の中に入れた時に最初に触れる食品の表面に、調味料がある状態を目指して、調理するようにしています。

 

 

 

③和食

 

平成25年12月に和食は、ユネスコ(国際連合教育科学文化機関)無形文化遺産に登録されました。

 

 

これは、和食は保護しなければ消えてなくなってしまう文化だという事です。

 

欧米の食文化を取り入れてから、和食が主だった時代よりも増えた病気があります。これは昔から和食をとり、命を繋いできた私たち日本人の方が、腸の長さや食品の分解酵素などを変化させ、和食に適合した身体なのに、それに合わない事をしているからだと感じています。

 

美味しいものに国境はないので、他国の食文化も楽しんでいますが、日本人だからこそ、身体にあった和食を大切に守り伝えていきたいと思っています。

 

そして、食の欧米化が進み、認知度が下がり、日本の日常食の配膳位置について、管理栄養士国家試験(第31回管理栄養士国家試験問69)に出題された事があります。

 

 こちらが日本の日常食の配膳位置です。 

主食(ご飯)は左側、汁物は右側、主菜は右奥、副菜は左奥、副々菜は真ん中に配膳します。そして日本人は右利きの人が多いので、箸は持ち手を右にして置きます。

 

おしゃれなカフェでのランチは、ワンプレートな洋風な食事が多いです。食事を作ること以外に沢山しなければならない事があるので、時短という言葉がとても魅力的で、忙しい中、調理→飲食→片付けを考えると、ワンプレートの食事になるも事もあります。でも落ち着いて食事が出来そうな日には、和食で配膳にも気を配れたら素敵だと思い、できる範囲で心がけています。

 

何がきっかけになるかは人それぞれです。和食の配膳、使用する食器や調理器具など、何でも構わないので、心も豊かになる食事が出来るように、自分で自分の機嫌を取るようにしています。

 


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 最後までお読み頂き、ありがとうございます。あなたの健康と安心をサポートできることを心から願っています。