ブログを再スタートしますので、改めて自己紹介をさせてください。矢島佐知子と申します。

 

 タイトルにある通り、現役で薬剤師として勤務し、さらに食育指導士の資格も持っています。大学卒業後から現在に至るまで、病院勤務一筋ですので、調剤薬局や製薬企業、行政などにお勤めされている方とは、思うことも肌で感じることも違うと思います。違うからこそ、発信できることがあると思っております。

 

 私は自分が医療に携わっているのに、自分の体調管理ができず、ごまかしながら、ぎりぎりラインを保ち、時には崩れ落ちるという事を繰り返してきました。たくさんのサプリメントや薬に頼って生きてきました。そしてある時、気が付きました。これをいつまで続けるのだろうかと…。薬やサプリメントに頼り、体調を崩す生活を何一つ変えなかったら、どうなるのか考えたとき、楽しくないなと思いました。

 

 今から7年前、何かを変えないと、と思っていた時に食育に出会いました。「私たちの身体はタンパク質でできている」と思っていた私には、「わたしたちの身体は食べたもので、できている」というフレーズが衝撃的で、直ぐに学び始めました。食育は、昔から食べられてきた食事や食材の歴史から始まり、現在の食文化に至るまで、食べ物が持つ効果の他に、様々な内容が含まれ、スーパーなどで食材を手に取るときの選択の仕方(選食)まで、考えさせてくれました。薬剤師は栄養については、ビタミンCやCaといった成分として学び、日々の業務で活かしていますが、成分の効果(薬効)にフォーカスしたものであって、「食べもの」として捉えていないので、私も足りない栄養素は薬やサプリメントで補うという考え方でした。

 

 食育を学んでいく内に、食べ物に対する考えが変わりました。そこでこれまでの食生活を振り返り、できる所から取り組んでいます。現在は、薬剤師としての知識、食育指導士としての栄養の知識、さらに、出会ってきた沢山の人生の先輩たちから、自分の心と身体に向き合うことも学び、いかに人生を楽しむかをモットーに生活しています。生活そのものは大きく変わっていませんが、考え方が変わり、色々な意味で生きやすくなったと感じています。

 

 身体や栄養、健康などに関することをお話すると、知らなかったと喜んで下さり、発信した方がいいと仰ってくださる方が出てきました。もしかしたら、この感覚を自分だけのものにしておくよりも、発信した方が誰かのお役にたてるかもしれないと思うようになりました。発信することを勧めて頂いたのも、ご縁だと思うので、このブログで、私が日々、思っていることや取り組んでいることを発信したいと思っています。

 

 薬を否定するつもりはありません。必要な人には必要なものだと思います。ただ、お一人お一人にあった薬との付き合い方があって、どんな状態がその方にとって最良となるのか、立ち止まった時に、このブログが選択肢をひろげるお手伝いになればと思っています。

 

 

 最後まで読んで頂き、ありがとうございます。

 必要な方にとどきますように☆彡