やっぱりね。消費者目線直視が出口発見の処方箋 | 千葉ニュータウン 住宅流通株式会社のブログ

やっぱりね。消費者目線直視が出口発見の処方箋

前々回だったか?


新築一戸建ての話題がありました。

当地は、しばし(といっても数年)パワービルダーさんの

低価格路線に席巻されていた話です。


当地では調整区域の開発がさかんで、

インフラの弱い?調整区域ですから

それなりの価格構成で新築住宅が販売されています。


パワービルダーとセグメントされるだけの実力はあります。


例えば、その棟数・現場の大きさたるや・・・・


したがって、土地の仕入れ価格で地元ビルダーを圧倒(高買いしているという意味です)

しても、建築単価は圧倒的に安いから分譲価格も安い。

購入者層のお財布の中身にぴったりと照準を合わせてきます。

(地元の購入者層は、アパートなどの賃貸に住んでいる、地元の方です)

全てがシステマティック!


年間10棟程度の地元ビルダーさんが、

同じ30坪の住宅を建築しても、1棟あたりの建築費が総額で400万円ほども差がでます。

これではかなわない。

同じものを作っているようならなおさらです。


そこで知恵を搾り出して対抗している地元ビルダーさんが

おられることもそのときにお話しました。


まあ、結論から言うと、

それだけ大量にパワービルダーさんが供給し、

建築して完成物件を見せて販売活動をしても、

まだ、それを上回る数の購入希望者がいるということです。


その一部が、前々段の匿名会社さんの物件を

購入しているのですね。

この会社は知恵を出しています。

差別化しているんですね。


さて、その余の皆さんはどうしているのでしょうか?


探し続けているんですね。

自分たちの夢のマイホームを!


既製品として提供された画一的で特徴のない、

最大公約数的な商品に満足していないようです。

隣と同じお家じゃイヤなんですね。

安いにこしたことはないが、やはりこだわりがあるようです。


例えば、

1階に和室はいらないのに、判を押したように和室がある。

和室は欲しいが、4..5帖や6帖ではなく8帖ほしい。

(意外にも)対面キッチンは雰囲気はいいが実際使いづらい。

まだ子供が一人で小さいのに、2階に3部屋はいらない。

どこにいってもダサイ!フローリングだ。

なんか息苦しいとおもったら、壁と天井のクロスが同じ、しかもクドイ柄

隣が誰かわからないのに、家と家とがくっつきすぎ

10棟見たけど、間取りが少し違うだけでみ~んな同じ、だいたい趣味じゃないし・・

etc・・・etc


そこで実験してみました。


結果は、当たり!


内容は、仲間内と関係者のみにお話します。

実験では、データ数がものをいいますから、

継続が必要ですけどね。


この手のいなごの害では、

殺虫剤は効果がありません。

やはり、いなごに耐性のある作物を研究・栽培しないと。


業界のヒエラルキーからすれば、

建築業界の方が一番の被害者でしょうね。

パワーに蹂躙されるということはこういうことですね。

不動産やさんも例外じゃないけど・・


おいしい食堂には行列ができるもんだし・・


私としては、いなごの害に負けているより

おなごの害に辟易したいものです(笑)


やはり、こつこつと釣りはやめないことです。


では。