白井市市長選。無所属自民推薦の伊沢ふみお氏に。
白井市の市長選が終わりました。
有権者数 47,680 投票者数 22,997 投票率 48.23%
前回の53.03%を下回る投票率でした。
当選は伊沢ふみお氏 9,546票。
次点のしばた圭子氏の8,382票に1,162票を上回り当選を果たしました。
私の感覚からは、旧住民vs新住民の闘い。
近所の商店主談では、村人vs街人の闘い。
ともに女性で市民派の次点のしばた氏と前職の横山氏で、
票を割ったようにも思えますが、
果たしてそうなのか?また、これは新旧住民の闘いだったのか?
当選者の伊沢氏は「市民全員の勝利」と語っておられます。
また、
「防災対策や産業振興、高齢者の生きがいづくりなどに取り組み、
“確固たる財政基盤を堅持していく”」
とも。
“防災や高齢者の生きがい”は時節や人口構成に由来した“お決まり”
的かつ政治的な発言なのでとらえどころなくすべった印象ですが、
私が聞いた多くの意見は、“産業振興”への期待だったような気がします。
計画倒れのニュータウンのある白井という負のイメージの払拭もありますが、
計画・想定された街づくりは(案の定、想定や計画通りにはいきませんが・・)、
住みやすい?(確かに、広くまばらで・・)
が一方、面白みがなく人工的で人間味に欠けるような気がします。
とらえどころがなく時々愚鈍で愚劣な人間が、
うっかり形づくる面白いものがありません。
吉祥寺までとは言いませんが、
住民自ら“何か”を発信するものがないと、
街は発展しないのかもしれません。
友人が当社を訪ねたときのエピーソードです。
電話があり、今着いたとのこと。
駅前を描写してもらうと、知らない店舗や施設の名前。
「おいおい、それは“白井”じゃなくて“臼井”だよ」(これは実話です!)
同県内でも「白井」の場所を明確に特定できる千葉県人は少ない!
他府県人ならなおさらです。
北総線沿線の地域的なポテンシャルはすごいものがあります。
都心からの距離や自然環境を考えれば、人が住む場所として、
自然を維持しつつ発展できる可能性は高いです。
しかし、残念ながら、結果として官主導の地域開発の失敗イメージの「ニュータウン」
日本一高い運賃の「北総線」
だ~れも知らない「白井市」
住んでしまった人々、かかわりを持ってしまった人々は、
首長を中心に
これから、
「ニュータウン」の負のイメージの払拭。
北総線の運賃の一般化。
その先にある街の発展のため、
急いで、
慌てず、
騒がずに、
淡々と頑張って欲しいです。