震災後1ヶ月の総括
3.11から1ヶ月。
今朝も余震で目を覚ましました。
腹の底でのモヤモヤしたものが、相変わらず居座っています。
3.11時は、ご契約の予定で震度6弱での成田での物件資料の収集も、
プチ帰宅難民で白井まで帰路に4時間弱を要したことも、
震災の影響か、無期限延期で徒労と終わりましたが。
震災直後の12日・13日こそお約束のご案内はありましたが、
その後は自粛?モードに。
たまさかのご案内も、炭酸の抜けたビール味でした。
賃貸では、ボツボツと引合いはありましたし、ご成約も。
それより何より、ご契約後の引渡物件の再内覧や手直し、
決済の準備やらでやることはたくさん。
先々週あたりからやっと落ち着いて来ました。
最盛期の3月のこの震災には参りましたが、
お客様の物件探しの方向性が少し変わったように思います。
先週は平日からお客様の引合いもあり、いい方向に戻ってきました。
ご検討中のお客様は、震災で家の購入の検討を始めたとのこと。
残念なこともいいこともあるんですね。
今後の震災が心配される地域からのお客様です。
白井では、中古より新築に、共同住宅から一戸建てにウェイトが移っています。
知らない物件より、土地から万全の用意をし、堅固な一戸建てで次の震災に備える?
兆しが見られます。
当地の共同住宅は、一戸建てから鍵1本の共同住宅に移り住む、高齢の方の引合い
が多いのですが、停電しては高層階がかえって仇になります。
幸いインフラに被害はありませんでしたが、公共の水道・下水・都市ガスは供給が止まった
瞬間に共同住宅の高層階は市中の牢獄になってしまいます。
独立性・自己完結性に優位な一戸建てへの回帰が始まっているような気がします。
相変わらず被災地の惨状の映像には驚きますが、
被災地からの「自粛をしないで」というメッセージには、
頭が下がりました。全体を見据えた犠牲的な被災者の方々の心の持ちように、
敬服しました。
震災以来、腹の底に居座り続ける、原発の状況は不気味ですが、
どんな状況でも、
1ヶ月はひとつの区切りなんだな、と得心しました。
今週末は、特に気合を入れなおして、日常業務に備えます。
自粛も萎縮も停滞も乗り越えなければなりません。
自分のため人のため(私に、何ができる訳でもないかも知れませんが・・)。