千葉県内の地震被害2 | 千葉ニュータウン 住宅流通株式会社のブログ

千葉県内の地震被害2

白井の被害について、昨日地元の工事会社さんから

お話を聞きました。


白井の駅前マンションの上層階では、アップライトのピアノが倒れた。

大谷石の塀が倒れた。

団地でも高層階の棟では、壁面に多少ヒビが入った。

同じ設計、施工でも建物の向き(地震の揺れとの関係?)で影響が違う。

和瓦の一部崩落は目立つが洋瓦はほぼゼロ。

屋根上に温水器を設置している家屋では、屋根に被害が・・。

などなど、地震後に調査の依頼を受けて相当数の物件を実地に見ている、

方の情報です。


さらに、近隣商圏の我孫子市の被害の詳細情報を入手しました。


我孫子市の布佐・都地区での液状化による家屋損壊は188戸。

塀の倒壊が76件。道路のゆがみ・亀裂段差・陥没等96ヵ所。

電柱や信号機の倒壊等の支障が17ヵ所。下水や上水・ガスなどの

インフラの被害多数。

今後調査の進展にともない増加傾向とのことでした。


幸いなのは人的被害はゼロとのことです。


TVや週刊誌での、浦安や香取、我孫子の状況についての報道が増えてきました。


マンションは支持層まで杭が入っている場合が多いので、

建物そのものの被害は今回はあまり報道されていませんが、

液状化によるインフラの損傷が激しい地域は、

不動産的にも厳しい地域になりそうです。

特に一戸建て。


千葉に来て、住むなら一戸建てだなあ、と思いましたが、

今後は、マンションでも一戸建てでも、

地盤に関する購入者の関心は高まりそうです。

知識やデータの蓄積が仲介業にも必要になりそうです。

また、ソーラー発電や井戸なども見直されそうです。

自己完結型の家屋はいいのかも知れません。


本下水・上水・都市ガスのインフラ3点セットも場所によりけり

ですね。

いままでイマイチ人気の無かった、インフラの整わない調整区域の物件にも

井戸・浄化槽・自家発電などで半自己完結型の家屋が実現するなら、

今後は、利がありそうです。


今回程度の地震の影響については、

こと、白井に関しては、経験的に自信ありますが・・・。