方針 | 千葉ニュータウン 住宅流通株式会社のブログ

方針

景気動向と不動産業はいつも密接に関連しています。


経済の専門家ではありませんから、

私自身に影響した事象と、その思いのみしか言えません。


私がこの業界に入ったのは、バブルが始まる2年前。

バブル中の狂乱期2年を除いて、

いつも景気を意識してきました。


失われた10年がいつの間にか20年になり、

千葉の住宅地の地価は、バブル以降ジワジワと

下がり続けています。


不動産も建設も

構造不況業種と呼ばれて久しい。


私が経験した不動産業界のこの20数年は

栄枯盛衰、行く人、来る人の連続でした。


また、ここ数年は予想もしなかった

不動産関連企業の倒産や淘汰が起こり

あの会社、このビジネスと

どんどん消え、また変化していきます。


一億総中流も死語となり、

いったい、勝ち組はどこへ消えたのでしょうか?




一言で言えば、経験や知識が陳腐化しているのです。

今までのやり方が通じなくなってきました。


大変革が進行中であると、言う方もおります。


そうなのかもしれません。


ストックが総世帯数を越し

住宅があまっている状態で、

今までのように新築物件を供給しても、引き受けてはいません。


所得が伸びない、

悪くすると仕事さえ失う状況ですから、

日常生活のやりくりから遠く隔絶した

夢(不動産会社側の)のような、

不動産価格は通用しないでしょう。


この大変革は冷静に世の中を見れば、

しごく当然なことだと思います。


しかし、人が消え、この国が消滅するわけではありません。

家族や会社を守るためには、

この大変革や停滞に立ち止まっている場合ではありません。


ダーウィンの言葉に


「最も強い者が生き残るのではなく、

最も賢い者が生き延びるでもない。


唯一生き残るのは、変化できる者である」


という言葉があります。


強くもなく、賢くもない

当社(そして一緒に目的に邁進する人達)は、

変化しなくてはいけないのだと思います。


では、どう変化するのか?

おおげさではなく、

命がけで取り組むべきマターなのだと思います。


自らの強み、弱みを再確認して

しかるべき方向性を模索しなければ

明日はないのだということですね。


また、企業ですから、

お客様から支持されなくては生き残れません。


厳しい(これが当然で常態)状況ですが、

お客様に支持していただくために、

自ら、また会社(その機構自体)、その全構成員

に至るまで、抜本的な変化が必要なのだと思います。


私の大好きなリノヴェーションも

すでに付加価値ではなく、

当然のことであり、

価格設定では、

想定できる一般相場にすぎない

と思うようにしたいと考えています。