御殿場プレミアムアウトレットと企画 | 千葉ニュータウン 住宅流通株式会社のブログ

御殿場プレミアムアウトレットと企画


千葉ニュータウンの(根っから)不動産会社社長のブログ-御殿場プレミアムアウトレット

御殿場プレミアムアウトレットに行って来ました。


聞くところでは、日本一のアウトレットとのこと。

一度、行って見たいと思っていました。


昔恩師に聞いた企画のエッセンスの一つのカタチを再確認しました。


「企画とは、人を動かすこと」

わたしは、こう教わりました。


狭い日本に世界最高水準の車が溢れています。

車の普及率も国土に比較すれば高い、この日本。


そんな日本で車のある人はそれなりに、無い人もそれなりに

「動きたい」という気持ちがあるはずです。

でも、「動かす」動機付けが必要ですね。


行く先はあまたありますが、なかなか盛り上がりません。

不況といわれる昨今なら、なおさらです。


観光地だけでは、満足できない状況があると思います。


このアウトレットは、その辺の「動機付け」をジェネレイトする存在

だなって思いました。


近隣に観光地。都心からのアクセス。買い物も一つのレジャーですから。


それらを複合させて、既存の施設の中で自らを中心として位置づけた

(今のところの)施設だと再確認しました。


このアウトレットのレイアウト自体も、川を挟んで東西2つに分割されています。

だれでも知っている、欲しがるブランド店を要所要所に散りばめています。

それで、人が動きます。飽きずに動きます。そして、結果がでます。


このアウトレット自体が企画(人を動かす)を中心に設計されているんだなって思います。


よく「企画をたてる」とか聞きますが、企画と計画を混同しているケースを見かけます。

「企画」には、明確な意図がなければなりませんが、私には

「人を動かす」という概念が一番しっくりします。

ですから、ほぼ全てのアクションの失敗や成功は、企画の有る無しまたは

企画自体に問題があったからと考えていいと思います。


このような施設に限らず、会社の人的・物的レイアウトや日日の仕事も

、この概念を基本に考えると明確です。


「企画」をたてて、「動き」がでると、何かが起こります。


しかし、パソコンのOSではありませんから、企画の底には、

「人に対する気持ち」的な要素が不可欠だと思っています。

これを、利益計画と私は教わりました。


「愛」や「心」が欠けたまま「人を動かす」と、それは時として

「悪意」と受け取られかねない結果をもたらしますから。


最後に、「新聞に赤を入れろ」とも教わった私ですが、

恩師の期待に答えられない、ダメ生徒ですね。