建物のディスクロージャー(情報開示)について
なんだか難しいタイトルになっちゃいましたが、
ディスクロージャーとは、 情報公開という意味らしいです。
そもそもは、会計や証券の用語で、会社の簿外債権債務を財務諸表に注記すること、
となっていますが、なんだかよくわかりませんね(笑)
要は情報を必要とする人に報せるという意味なんでしょうね?
不動産を生業としていて思うことがあります。
私たちの仕事は、建物を対象とすることが多いのですが、
その建物のことが実はさっぱりわからない。
売りたい、貸したいとご依頼を受けている場合は、わかる(必要な)
範囲で調査はします(これは当然ですが)。
でも、それは不十分で全体像はわかりません。
実際は、資料がなくなってしまっていることが多いです。
また、記録する必要性の認識も薄いのかもしれません。
本当は、建築時の設計図やその後の修繕場所やその内容について
すべてわかる必要があります。
もし、全ての建物がその建物のかかわるいろいろな情報を、例えば
データベースを兼ねたホームページのようなカタチで蓄積し、公開(公開できるものだけでも)
していたら便利ですよね。
関係者にとって、貴重で必須な情報なら課金しても構わないと思いますよ。
できたら、建物の外壁なんかにICチップやQRコードがあって、そのサイトまで
ご案内いただいたら、街歩きも結構楽しくなるのかも知れません。
私は、マンションにチラシを入れることがあります。
売却や購入をお考えの方には、私たちのチラシも一つの
生活情報かも知れません。
が、その他の方々には、たぶんゴミでしょうね。
郵便ポストの不要なゴミ(チラシや広告)と郵便物を選別しているときに、
それらと一緒に大切な郵便物を捨ててしまうこともあります。
そんなことで、チラシ配布中に大変なお叱りを受けることがあります。
だいたい、敷地内に(無断で)立ち入るのですから、本来違法なんです。
そんな時に思うのが、建物に上記なような情報提供サイトがあったら、
その片隅にでも不動産情報を広告として出稿したいな、と思います。
本来は、その建物の貴重な情報を蓄え、その一部を開示するための場なんですが、
使い方によっては、宝箱になるかもしれません。
と言っても、このようなサイトの管理や更新は手間ですから、これをビジネスモデル
にできる方がいればいいのにな、って思っている今日この頃です。