苫小牧の別荘への引っ越しは、5月17日に決まりました。

別荘のリフォーム工事は、最終段階に入っています。

築25年にも成る、かなり古い住宅なのだけれど、
まるで、新築住宅に近いほどの、ピカピカ状態に成っています。

恐らく、おいらは、苫小牧で死ぬ事に成るのだろう…。


「温泉場に、温泉付きの別荘が有ればイイよね」
と思って、今のマンションを買ったのが、ちょうど20年前。

株で失敗して、自宅を売らざるを得なく成って、
ここに、引っ越して来てから、16年。

過去の20年間を振り返ってみると、
概ね、良い事ばっかりの20年間だったと思う。

1回だけ、馬鹿な女に騙されて、
イヤな想いをした事も有ったのだけれど、
まあ、人生なのだから、そんな事も有るよね…。


「おいら、結婚とは無縁の人生なのかも知れない」
と、思っていたのだけれど、
心が傷付いていた事も有って、あっけなく結婚してしまった…。

良かったのか、悪かったのかは、正直言って分かりません。

そんなふうに、考えるべきじゃ無いんだよね。
良かった事に決まっています!


恋人の、なおみと別れてしまったのが、
おいらの人生の中で、最大の後悔の種です。

でも、なおみも、一生懸命に金沢で生きている。

おいらは、なおみに対しては、感謝の気持ちしか無いし、
なおみも、おいらに感謝していると言っている。

本当なのかどうかは、分からないのだけれど、
そう言う関係で居られる事って、イイよね。

もしも、なおみに何か有ったら、
おいらは、何が有っても全力で援助します。

何も無いので有れば、それは良い事に違いない。

「困った事が有ったら、何でもするよ」
って、言うだけです。


苫小牧に行ってしまったら、
なかなか、本州へは来れなく成ると思う。

愛人の由香さんも、
一緒に、北海道へ移住して来てくれると、言っているしね。

おいらにとっては、嬉しい限りなのだけれど、
由香さんの将来の事も、考えてあげなくちゃいけないよね…。


妻の梅子さんは、おいらより、30歳も若いので、
おいらの方が、確実に先に死にます。

由香さんは、梅子さんよりも、2歳年下なので、
おいらが死ぬ時には、当然、まだ生きている。

由香さんの事を、考えてあげなくちゃいけないよね。

って言うかさ、
少なくとも、セックスだけで付き合っている訳じゃ無いのです!


「からだが、目的なのさ!」
なんて言葉は、絶対に嘘です!

そりゃあ、男はスケベだから、ムラムラはするのだけどさ、
からだが良いだけでは、本気で勃ったりはしないんだよね。

愛が無ければ、男はその気には成らないんですよ。
 

 

 

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