「アメリカ株であれば、何を買っても儲かる!」
正直言ってね、アメリカ株の事を良く知らない人ほど、
そんな事を言う人が、増えているように感じています。
でもさ、少しでも相場をかじった事が有る人ならば、
そんな事は、有り得ないって事が、分かると思う。
確かにね、現在のアメリカ株を取り巻く環境は、
「これ以上は無い」と言うくらい、順調な状況なのだと思う。
でもね、それは統計的な数字でしか無いのです。
統計的な数字と言う意味は、例えば1日の変化率で言えば、
0.2~0.3%程度の、ごく僅かな違いでしか無いのです。
1日当たり、0.2~0.3%と言う、この数字を見て、
あなたは、どう感じますか?
ここで、長年に渡って投資を経験している人と、
そうでは無い人との、違いが出て来るのです。
なぜかと言うと、日々のボラティリティが、
1.0~1.5%くらいは、普通に有る世界なのです。
1日で、1.0~1.5%も変動する事が当たり前の世界なのに、
1日に、0.2~0.3%と言う値に、
いったい、どれくらいの意味が有ると言うのか?
あのね、おいらのような中長期投資家にとっては、
凄く、大きな意味が有るのですよ!
世の中には、1.0~1.5%くらいの変動率を、
取りに行こうと言う、トレーダー様も、多くいます。
ディトレーダーだとか、スキャルピングと呼ばれている人達です。
1.0~1.5%と言うのは、あくまでも平均値なので有って、
銘柄に依っては、15~20%も、変動する事も有ります。
決して、悪い人達だとは言いません。
それは、そう言う世界が有ると言う事だけです。
でも、おいらの生きている世界とは、明らかに違う。
違うと言っているだけで、良いとも悪いとも言ってはいません。
生きている世界が、違うと言っているだけです。
「アメリカ株であれば、何を買っても儲かる」と言う言葉は、
余りにも、言葉が足りな過ぎます。
今から買っていたのでは、
それほどには、儲からないのかも知れない。
正しくは、
「以前から、アメリカ株を中長期投資していた人は、
ほぼ、誰でも儲かっている!」
と言うのが、正解なのだと思う。
でもね、まあ、言っちゃ何だけれど、
今後も、しばらくは、この傾向が続きそうな気がします。
つまり、今からでも、「アメリカ株を買っていれば儲かる」
状態が、続きそうな気がしています。
まあ、あくまでも、中長期投資なのですけれどね…。
すぐに儲かったりする事は、滅多には有りません。