S&P500指数のチャートを眺めています。
今週は、2日連続して、大きな陽線で終わった。
これで、短期的には、底を打ったと言えるのだろうか?
相場を齧った事の有る人間ならば、
よほど、お気楽な奴じゃ無い限り、答えはノーだろう。
なぜ、今の段階では、底を打ったとは、言えないのだろうか?
その答えは、いくつか考えられると思うんだけれど、
例えば、日足チャートで、まだ25日線に届いていないからだとか…。
まあ、他にもいろいろ有るんでしょうけれどね、
MACDを使ったり、一目均衡表を使ったりだとかね。
どれも、間違いだとは言わないし、
かと言って、100%確実だとも、言えないと思っています。
まあ、普段から、自分の使い慣れたツールを使うのが、
一番だと思うんですけれどね。
でも、どんなツールを使っても、S&P500指数は、
現時点では、底を打ったとは言えないんだと思います。
おいらに言わせればだけど、
なぜ、底を打ったとは言えないのかと言うと、
週足チャートで見て、まだ、26週線に届いていないからです。
現在は、ようやく、52週線に届いたところで、
26週線には、まだ遠い。
26週線に届く為には、
4500ポイントを、越えて来なければいけない。
そこまでには、まだ、120ポイント近くも有る段階です。
おいらに言わせればだけど、
26週線を、下から上に貫いてこそ、初めて底打ちに成るのです。
実は、ここまでは、前振りなんでね、
本当に言いたい事は、そんな事じゃ無いのだ。
重要なのは、「現在、どう言う状態なのか?」
ソコじゃ無いでしょ!
って、事なのだ。
来週に成ってから、「2月24日が底だったのか~!」
と成る可能性が、どれくらい有るのか?
って、事なのだ。
「現在は、底を打ったと、言えますか?」
に、対する答えは、圧倒的に、ノーが多い。
「来週に成って、2月24日が、底だったと言える可能性は?」
に、対する答えは、かなり、イエスが多い。
その点なんですよ。
短期のトレーダーとは違って、中長期のトレーダーは、
「現状を、どう見るのか?」って事より、
「近い将来、どう成る可能性が高いのか?」が、問われる世界です。
仮に、来週のどこかで、
2月24日が、底だったと言う事が、明確に成ったとしましょう。
仮に、これを、プランAと、しましょう。
来週のどこかで、プランAが、ほぼ確実に成るのかも知れません。
その可能性は、どれくらいでしょうか?
割と高い確率だと思うんだよね。
つまり、中長期のトレーダーは、将来の可能性と戦っているのです。
短期のトレーダーほど、相手が明確じゃ無い。
それは、「可能性の可能性」と、戦っているからです。
ちょっと、視点を変えてみます。
仮に、来週のどこかで、プランAが確実に成ったとします。
その可能性は、決して低くは無いのです。
では、来週、どんな条件が揃ったら、
プランAが、成立するのでしょうか?
ある程度、相場を齧っている人ならば、
割と簡単に、その答えは出て来ます。
ハイテク銘柄が、再度、グ~ンと上昇したら、そう成るのです。
そして、結果的には、そう成る確率は、決して低くは無い。
その前提に立った上で、
どの銘柄を買うべきかを、考えて見るのです。
全く、違う世界が、そこには存在するのです。
おいらの結論から言うと、来週の買い銘柄は、
ONセミコンダクター(ON)、
シノプシス(SNPS)、
ケイデンス・デザイン・システムズ(CDNS)
の、3銘柄に成ります。
これが、おいらの、プランAです。