今晩は、1月の雇用統計が、発表される訳です。
あくまでも、おいらの個人的な意見なんですけれど、
今晩の雇用統計は、おそらく、過去3年間で、
最も、意味の無い(重要視する必要の無い)指数に成ると思う。
まあね、雇用情報だとか、賃金情報と言うのは、
確かに、とても重要な、経済指標の一つなのは、確かなのです。
いわゆる、遅行指数と言って、
現在の経済状態が、確かに成長軌道に乗っているんだと言う事を、
再確認して置く為には、重要な指数なのです。
こう言う、遅行指数って言うのは、
ザックリと言ってしまうと、
金融相場の状況に於いては、とても重要に成るのです。
で、現在はと言うと、
もう完全に、金融相場は終了してしまいました。
現時点では、金融相場の影も形も無く、
もう完全に、業績相場に、移行してしまっている状態なのです。
はっきり言ってね、業績相場に移行しまった以上、
もう、雇用統計なんざ、大して重要な指標なんかじゃ無えのです。
確かにね、平均時給の額などは、注意して置く必要は有ります。
でもさ~、非農業部門雇用者数なんて、
プラスだろうが、マイナスだろうが、あんまり関係無いんですよ!
日本人は真面目だから、雇用統計だなんて言うと、
すごく重要な指数だと思ってしまう。
そんな事は、無いんです。
同じ指数では有っても、
その状況によって、重要度は変わって来るんです。
同じ指数でも、
「今の状態では、凄く重要」だとか、
「今の状態では、ほとんど無意味」だとか、有るんです。
日本人は、本当に、その事が解かっていない。
その事を、肌の感覚として、分からないといけない。
今は、金融相場が終わって、業績相場に入った段階です。
何が重要なのかと言えば、
間違い無く、企業業績なのです。
フリーキャッシュフローが、潤沢で有る事が、
まず、大前提に成ります。
ここが弱い企業は、売られます。
現在の業績が重要なのは、もちろんの事、
今後の業績予想が、とても重要に成って来る!
長い事、嬉しい金融相場が、続いた後だけに、
この時期の投資家様は(機関投資家も含めて)、
業績相場の感覚を、まだ取り戻せていない人達が多い。
今晩の雇用統計の発表って、
けっこう、リトマス試験紙に成るのかも知れない。
こんな状況での、雇用統計なんて、あんまり意味が無い。
雇用統計の結果が悪くて、
売られる好業績の銘柄が有るとすれば、買い時に成ると思う。