相場の無い日の、トレーダーなんて言う生き物は、
陸(オカ)に上がった河童みたいなモノでして、
まあ、はっきり言って、ヤル事が何も無いんでやんす。
ヤル事が無いからと言って、エッチな記事ばっかり書いていると、
こいつは、余程のスケベじじいだと、思われてしまう。
まあ、スケベじじいなんですけれどね。
どうぞ、軽蔑してやって下さい。
休場を耐えているのも、2日間が限度なんで有って、
もう3日目なんて言うとね、
本当に、何もヤル気がセンのですわ。
でも、本当の実力者って奴は、
こう言う暇な時期こそ、研究を怠らないモノなのだ。
これから、動き出しそうだと、
おいらが、密かに狙っている銘柄を紹介しよう。
先ずは、陸の巨人、キャタピラー(CAT)なのだ。
ここに至る経緯を振り返ってみたい。
2Q(4~6月)の決算は、予想を上回る好決算だった。
しかし、純利益の増加に、大きく貢献したのは、
一つには、リストラ費用の減少、
もう一つは、金融商品からの利益の倍増によるものだった。
本業だけに関して言えば、販管費の増加、研究開発費の増加、
そして、製造原価の上昇によって、
むしろ減益に近い状態だったと、言って良いと思う。
つまり、見かけ上の売上高も、EPSも、好調だったものの、
本業に関しては、かなり厳しい状況だった。
会社側では、3Qのガイダンスは、発表しなかったが、
多くのアナリストの予想は、芳しいものでは、無かった。
ひとつには、2Qの時点で、問題視されていた、
サプライチェーンの問題が、
決して、簡単には、解決しそうに無い事。
その為に、3Qの利益は、2Qほどには、伸びないだろうと、
予想されていた。
株価も、その予想を織り込んだかのように、
軟調に推移していた。
10月の末に発表された、3Q(7~9月)の決算内容は、
予想された内容よりも良かった。
・売上高…123.97億ドル(予想は、118.41億ドル)
・EPS…2.66ドル(予想は、2.20ドル)
明らかに、好決算だと、言って良いと思う。
全般的に好調だったが、
特に、中南米向けの売上高が、急拡大した。
株価も一旦は、反応したが、
11月中旬からの、相場全体の地合いの悪さに引きずられて、
株価は、かなり下げた。
ここに来て、ようやく本来の動きを、
取り戻しつつ有るように、見える。
ここから、伸びて行きそうな気がする。