薬の能書
最近になって、とある注射液の能書が変わったとのことで業界紙に注意書きが載っていました。個人的には「当たり前のことをなぜ今更」と思ったのですが、今更でもやらなければいけない事情があったのだと予想します。薬には副作用があります。当たり前ですけど、その副作用が問題になります。腎臓が弱い子には慎重に、肝臓が弱い子には慎重に、犬には使えない、猫には使えないなどなど。今回の改訂はそんな部分に触れたものです。私はくすりは結構気を使います。副作用が怖いからです。滅多になくても、滅多は起こるので、飼い主さんにもよく説明します。ただ、調子が崩れた時薬の副作用なのか、別の理由なのかもしっかりと考えなければいけません。何でもかんでも副作用って思っていたら、治療になりません。特に症状が重い子は注意が必要で、そのために検査があるわけです。とまあ、なんでかなと思った出来事の裏にあることを考察して、自分自身がどうすべきかに役立てていかないと進歩がありませんよね?