幸手権現堂堤の水仙と利根川水系 | しろはらくいな北上前線

幸手権現堂堤の水仙と利根川水系


昨日のの1月10日(日)に、埼玉県幸手市にある権現堂堤の水仙を見に行ってきました。
ついでに近くの利根川の辺りの水場を見て回ってきました。

権現堂堤の水仙。いい香りでした。
まだまだこれから咲き加わっていくところ。
しろはらくいな北上前線-幸手権現堂堤の水仙
ここは桜が有名な場所です。
今もぶっとい幹が連なっているさまから、春の賑やかさが想い巡らされます。
他にも彼岸花とアジサイが植えられていて、季節を通じて楽しめそうです。

堤の向こう側へ降りて、中川へ。
この中川というのは、数あるいわゆる利根川水系のひとつなのですが、
山間の湧水といったような普通の源流が無い川で、周りの農業用水の排水を集めてできた川なんだそうです。
しろはらくいな北上前線-中川とコガモ
コガモが群れで休んでいました。いっぺんにこんなにたくさん見たのは初めて。
やっぱり浅いとこが好きなんですね。
岸のアシ原の中には、ベニマシコがいました!
あまり赤いのがいなかったので、多分雌しか見られなかったみたいだけど…。
でもきれいでした。尾が長いのね。

中川を橋で渡って歩いていくと、行幸みゆき湖へ。
だだっ広いです。釣り人もちらほら。
しろはらくいな北上前線-行幸湖
オオバンがぷかぷか浮いてました。
カワウらしきウは、中の島で羽を乾かしてました。中にはチュウサギらしきサギも。
こいつらは深いとこが好きみたいですね。
中川とはすぐ隣同士の水場なのに、コガモときれいに住み分けてるみたいで面白いです。

地図で少し離れたところに池らしきものがあったので、行ってみました。
高須賀池公園というらしいです。
この池は、浅間山大噴火、利根川決壊、カスリン台風…と色々見舞われるたびに大きく姿を変えたそうです。
戦前は水の生物や水質調査が盛んだったとか。
しろはらくいな北上前線-高須賀池公園
オオバンが数羽浮いてたのとカルガモがひとつがいだけで、あとは何もないです。
周りが水辺も下草も刈り払われて芝生にされていて、殺風景。
水面にはオオカナダモがたくさん打ち上げられていて、マツモもちょっとだけ浮いてました。

利根川の辺りを迷いまくって、帰りにまた地図の上で池があったので行ってみました。
神扇かみおうぎ池…と名まえはかっこよくも、柵と護岸にがっちり囲まれた、市営釣堀になってました…。残念。
しろはらくいな北上前線-神扇池
でも水鳥が意外にぷかぷかと、多い。
ウやサギは養殖魚食べ放題ですね。でも追っ払われる様子も無かったです。のどか。

同じ道の先にもう一つ池がありました。
大島新田調節池というらしい。
しろはらくいな北上前線-大島新田調節池
何にもいませんでした。護岸された、ただの水たまり。

見られた鳥をメモしておきます。
場所埼玉県 幸手~利根川水系
日時2010/01/10(日) 12:00~16:00
天気晴れ

種名メモ
コゲラ1羽権現堂堤の桜の枝
コガモ100羽くらい中川、以下同じ
カワセミ1羽
シジュウカラ数羽
ベニマシコ数羽雌しか見られず…
オオバン10羽くらい行幸湖、以下同じ
カワウ10羽くらい
カルガモ4羽くらい
チュウサギ1羽足先まで黒かったので
オオバン8羽くらい高須賀池公園、以下同じ
カルガモ2羽
チュウサギ1羽神扇池、以下同じ
カルガモ数羽、以下同じ
コガモ
カワウ