絶対有りえないような分割払い、当初は月10万返しが
途中で払えなくなりなんとか拝みこんで月5万返しで
承諾をもらい長い返済期間に入りましたが、ここまで
折れてくれてるので単に月末だけお金を返しに顔を
出すだけだと、この先もし、5万円も払えなくなったら
間違いなくこの世から葬られると思ったので毎月2回
程度はヤミ金社長の居酒屋(表向きだけ)へ足を運び
機嫌取りをしてました。
ある日、顔を出したら見知らぬ男が店内で豪快に
しゃべってました。(誰やろ?)
7~8年ぶりにシャバに出てきたそうです。
つまり、ムショ帰りの男でした。
名前はT。どうも仕事を探しているようです。
ヤミ金社長が「とりあえず取り立ての仕事するか?」
「手荒なこと、脅しはご法度。ムショに逆戻りやぞ」
僕は聞いてない振りしてましたが、ヤミ金社長が・・
「貧太郎さん・・・あんた、取り立ての仕事手伝うか?」
と僕に告げてきました。
ヤミ金社長は、ムショ帰りの男Tと僕を組まして
(現代風でいうとバディ)取り立ての仕事をさせることを
思いついたのでした。
Tひとりに任せると下手したら犯罪的行為に及び逮捕される
可能性があるのとヤミ金社長の身にも警察の手が回るかも
しれないということで僕が間に入って場をコントロール
(和まして)して円満取り立てをするという計画でした。
(うまくいくんかな?😂)
「貧太郎さん、取り立てが出来たら取り立てた金額の2割を
借金の元金から棒引きしてあげるからやってみるか?」
。。。僕は考えました。
仮に10万取り立てたら2万円
100万取り立てたら20万円
もしかしたら早いうちに完済出来るかも。。
僕は決断し、Tバディを組むことにしました。
返済が遅れてる借用人リストから優先順位を
つけて順番に取り立てていくことにしました。
つまり、僕の新たな副業が始まりつつあったのです。
(僕のプロフィールに過去の副業履歴を紹介してます)
僕とTは月2日程度会う約束をし月末に翌月の実行計画を
練りました。
月日が流れ翌月末を迎え、僕はいつもの調子で5万円を
握りしめヤミ金社長事務所へ行きました。返済処理が
終わるとヤミ金社長の奥さんの手酌で一杯🍺やることが
通例になりました。
取り立ての仕事は全くうまくいきませんでした。
そんな簡単に取り立てれないのでTと飲む時は
二人で「うまくいかんのお。。」とぼやいてました。
数ヶ月が経ちヤミ金社長の事務所に行ったら、
Tが居ません。
僕はヤミ金社長に「Tは?」と尋ねると、、、
「あいつ、この前捕まってムショに戻って行ったわ、
アハハハハ~~~🤣」
。。。
なんや。。。
僕は理由を聞く気にもなれず、なんか返済のあてを
逃したことと、逆にこれで良かったんかな。。という
妙な気分でしたが帰路よく考えたら、もし自分が
どっぷり取り立ての仕事をしてたら自分も捕まってる
かも知れない。。
やはりやらなくて良かった♪と思い足取りが軽くなりました。
ヤミ金とは早く縁切りしないと。。でも、まだ10年近い
返済期間。。まだまだ先は長い😂
あれから10年が経ち、もうTにも会うことがない。
なぜならヤミ金への返済がすべて終わっているからです。
僕は、子供の教育費、生活費のためにいろいろな局面で
お金を借りてきました。
ヤミ金、ゆるい銀行、ネットで知り合ったネットワーク
ビジネスの人達、友人、知り合って間もない女性たち。。
このブログを持ってヤミ金シリーズは終わり次回からは、
過去から現在にかけてのお話シリーズに移行していきます。
ヤミ金社長には本当にお世話になりました。縁が切れて
3年ほど経ちますがヤミ金社長との最後の別れ話は、
もう少し時間が経ってから書きたいと思います。
では、今回はこれにて。。☺