⚠️閲覧注意⚠️
傷口にフィルターをかけて
いない写真が多数あります。
ご了承ください。
◆・◆・◆
出会った時からこうなる可能性は
わかっていたはずなのに
キミががんばるから
キミが一生懸命だから
キミがかわいすぎるから
キミの愛に魅せられて
もしかしたらおじいちゃんになるまで
一緒にいられるんじゃないかって
いつのまにか期待していた。
◆・◆・◆
2019年8月21日
キミとわたしが出会って始まったストーリー。
生まれて初めての電車。
30分間大人しく乗ってたね。
うちに着いてすぐごはん。
初✨わたしたちの共同作業。
病院でがっついた時、キミは生きると思ったよ。
まだ生きるんだねって強く伝わったから
それを手伝いたい、手伝うって決めたのさ。
こんな酷い状態に見えるけど
愛嬌たっぷりのキミ。
あんなに逃げたのがウソみたいだよね。
ほんと、今でも謎。
うちにきた翌日の初うんち💩
うれしくて紫野さんに送ったね🤭
◆・◆・◆
2019年9月3日
キミが病だとわかった日。
アスペルギルスに感染して
鼻腔の骨が溶けてなくなっていると聞いた。
数時間後、生きているかわからないと。
安楽死の提案もあったね。
それでも、シリンジごはんをわしわし食べて
自分でも食べる練習して
遊んで、おちょけて、良い意味で裏切ったね。
顔に穴あけられても
愛嬌たっぷりな顔して。
「バイキンはいるからお鼻ちゅっちゅはまだよ」
って言ってもごつんごつん顔をぶつけてきたね。
なんて愛くるしいんだろう。
毎日の洗浄も
洗いたいわたしvs洗われたくないキミ。
お互い必死だったよね。
みのむしがきてから激変したよね。
サッと着るキミに
「こぉ〜ちゃんすごぉい😍」だったね。
あまりにキミがすんなり着るから
みんな着れるんだろうと数人におすすめ
したけど、意外となかなか難しいみたいで
やっぱりキミとだから出来るんだなと思ったよ。
ドーナツだってそう。
気づいたらスポッと脱いでる時はあったけど
暴れるとかなかった。
診察だってそう。
あざとかわいいキミ。
ほんとかわいい。
わたしなんて
ただ、ただ、キミを好きなただの変態だよ。
振り返ると
鼻腔の手術をして、まゆげに蓄膿して手術して
尿路閉塞で2回手術したね。
どれもいのちのリスクが高かった。
でも帰ってきた。
今回も帰ってくると思ってた。
だって「やったんで！」って顔してるじゃん。
数値は悪かったけど力強い目してるもん。
さみしい顔もしてた。
会いに行かなくてごめん。
褒め称えなくてごめん。
前の日だって強い目ヂカラに見えたから。
だから
こんなにぐったりしたキミと再会したときは
心底びっくりした。
「こーちゃん、きたよ、大丈夫だよ、さあ帰ろ😊」
それしか言えなかった。
うぬぼれすぎてたらごめんけど
わたしのこと、待っててくれたんでしょ？
うちに帰ってきたかったんだよね。
いつもの席でいつものようにだっこされて、
ちゅっちゅされて、わたしの顔見て、
安心できたのかな。
さっさと行っちゃったもんね…。
あの日から7ヶ月が経った。
わたしは今も泣いているね。
この涙は
あんなにキミががんばったのに
報われなかった悔しさ。
誰も何も悪くない。
ただ、自分の愚かさが悔しい。
でもね、それだけじゃない。
キミへの愛と感謝の気持ちが溢れるからなんだよ。
何でもすんすんすーんとこなす
すぺしゃるだいなまいとふぁんたすてっく
すいーてぃーすーぱーふぁびゅらすな
すぺしゃる王子を
こんなに早く連れて行ってしまうなんて
かみさまはなんていじわるなんだろう。
この写真は1月12日撮影。
この約1ヶ月後にキミがこの世からいなくなる
なんて誰が予想しただろう。
ねえ、こーちゃん
わたしたちとの暮らし楽しめた？
ともだちもできたよね
たくさん なでてもらったね
キミはほんとによくがんばってくれた。
そして、たくさんのひとに愛された。
わたしたちは
ほんとにたくさんのひとに助けられた。
わたしたちはなんてしあわせなんだろう。
それを知れたのはキミと出会えたから。
わたしはなんてしあわせなんだろう。
今でもメソメソしてるけど、これだけは言える。
わたしは何も後悔していない。
キミに出会えてほんとうによかった。
キミはわたしの愛の塊。皆んなの愛の塊。
ありがとう。
ありがとう。
わたしを愛してくれてありがとう。
キミはかわいそうな猫なんかじゃない。
病気と勇敢に戦った勇ましい漢だ。
漢の中の漢だ。
キミの訃報ツイートをしてすぐ
ものすごい数のコメントもきたけど
dmもたくさんきたんだよ。
同じように病気と闘う勇者と暮らすひとや
自分自身が病気と闘っているひとたちから
「王子から生きることを学んだ」
「王子が生きる強さを教えてくれた」
「王子ががんばるからわたしもがんばる」
「王子のぶんまで生きる」って。
キミは自分のために生きていたかも知れないけど
その姿はわたしだけじゃなく多くの人に
「生きること」を教えていたんだよ。
いのちの大切さを身をもって示してくれたんだよ。
これって誰にでも出来ることじゃない。
本気で生きようとしてるから伝わったんだ。
その姿に胸を打たれたのがわたしだけではなく
たくさんの人が感動して寄り添ってくれたんだよ。
なんてすごいことだろう。
やっぱりキミだからだと思う。
これも言っとくね。
今も何で死んじゃったのって正直思うよ。
共に暮らした2年半、短い短い2年半。
もっともっと生きて欲しかった。
もっともっと楽しんで欲しかった。
もっともっと一緒に生きたかった。
全然ふっきれてなんかない。
ほんとはさみしい。
こーちゃん
キミはほんとによくがんばった。
ほんとによくやった。
非の打ち所がないカンペキな漢。
わたしに、わたしたちに
付き合ってくれてありがとう。
ありがとう。ありがとう。
あいしてる。すこぶるあいしてるよ。
愛って苦しいね。
でも愛って暖かくもあるね。
わたしの愛はちゃんと足りているかい？
コウ、こころからキミを誇りに思う。
生まれて来てくれてありがとう。
出会ってくれてありがとう。
今のわたしがあるのはキミのおかげ。
きれいに締めくくりたいみたいに
見えたらイヤだけど
キミといた2年半
とてもたのしかった。
うん。とても。
こーちゃん毎日言ってるけど
すこぶるあいしてる。永遠に共に。
ずっと。ずっとね。
「うつくしい いのち、つなぐ。」
Animal Rescue SHIROCURO
あ、そうだ。
「またね」も「さよなら」も言わないよ。
だってこれからも一緒だから。
全部全部抱えたまま、好きなだけ抱えたまま
進めばいいって決めたから。ふふふ
「しかたないね」