佐々木晴也さんの東京ブロック解説は面白かった。
昨今日本選手の活躍目覚ましい野球やサッカー、
バスケットボール等の解説を見聞きして
その内容の専門性や観点の導き方が賢明で羨ましく思っている。
と同時に未だ旧態依然のフィギュアースケート報道が、
素人でも恥ずかしくなるような内容なのがさらに悲しく惨めになる。
佐々木さんのコメントにはフィギュアースケートも
(中継アナウンサーは仕方ないにしても)
解説者はこうあって欲しいと強く感じるものがあった。
自分は特にであるが、興味を持った
好きなスケーター以外の演技を見るのに
多くの時間はさかない。
が、佐々木氏のような解説を聞くといろいろ見てみたくなる。
強く共感している選手だけでなく、
フィギュアースケートの面白さをドライに楽しめそうな
多くの選手に興味が湧いてくる。
即刻、TVの競技会中継の解説者になってもらいたい。
ここからは佐藤駿ファンとしてちょっと一言
Moreとして挙げられて項目は、
その目指すところはそのとおりだろうし、
その実現への手法も正しいに違いない。
ただ、それが駿君にとって正しい手法とは限らないという気が大いにする。
例えば、数名の仲間とある一軒家を訪ねようとしたとする。
みんなで玄関から入ろうとすると
さっきまで一緒にいた駿君の姿がない
「あれっ?駿は?」と言いつつ、
まあ後で来るだろうなどと言い合いながら他のメンバーで中に入る。
と、いきなり目の前にほけ~っと駿君が立っている!
「いつどこから入った!?!?!?!?」
と驚く仲間に駿君しれ~と答えて曰く、
「なんとなく裏手へ回ってみたらドアがあったのでそこから・・・・・」
佐藤駿あるある的な妄想だが、ことスケートに関して、
彼は自分だけの入り口を探し出し
別ルートで目標に近づくという気がしてならない。
すごい筋力とバランス感覚が要りそうで
見ていてパワフルでかっこいい!
という動きを駿君がやると
まるで空気が彼を包んで引っ張っているような
無重力感や透明感がある。
ピーキングの有無と同じく(←無しっての言い過ぎだと思うよ)
特例感満載のスケーターなので、
すべてにおいて特例的なアプローチがある気がする。
左脳が理解納得していても
右脳がそれに同調するまでは体現するコツに出会えない
芸術家肌の駿君の才能を信じ、感性を理解し、
自身のドアを探す姿を見守ってくれているのがシゼロン師匠だと思っている。
ちなみに例えに挙げるスケーターは
現役選手でなくプロスケーターのほうがいいと思いますがいかが?