爆笑に感動あり!?「うぬぼれ刑事」最終回 | Invisible Sunshine   ~素晴らしき所沢、西武線沿線~

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応援歌ウンセリング→インビジブル サンシャインにタイトル変更致しました

去る9月17日、軽快でちょっと軽率(?)な、ノリの「うぬぼれ刑事」が最終回を迎えました。(ヘイ、ヘイ、ヘイ←これは視聴者にはわかる素晴らしい愛言葉、いえ、合言葉)

脚本のクドカンさんが、笑わせながら、「ちょっとほろり」とするいいお話を含ませた感のあるこのドラマ。相変わらずのクドカンワールドに、かなり笑いながらも「なんかすごいかもぉ」とお話とストーリーに感動!

さて、このうぬぼれ刑事、最終回で惚れる相手はなんと男性。
あ、地方を回る一団の女形なのですが。
そこからはじまって最後は最初に戻るという(逃げられた婚約者も実は犯罪者だった)素晴らしい展開でありました。

おしりをクレヨンしんちゃんのようにぶりぶりふって(ちゃんどズボンもパンツもはいてます)、踊るあの、うぬぼれ氏が!ですよ。

で、うぬぼれの何が奥が深いかといいますと、

埼玉県所沢市の息子うぬぼれ刑事のところに居候していた父が、妻と稲刈りの待つ福島県に帰り際に息子・うぬぼれに話したくだり


父「俺の経験からすると、罪を犯す人間は、何が正しいのか、誰よりもよおく理解してんだよ。そういった人間をな、追いこんでしっぽつかんでぶた箱に放り込んで、それで何がかわるよ。正しく生きたいと思ってんのに、生きられない人間こらしめたって、ふてくされるだけだべ、なぁ」

うぬぼれ刑事「うぬぼれです」

父「お前は違う。お前は許す、そして本気で愛す。まぁ・・・結果はどうあれ、悪い気はしねぇと思うぞ。人生、捨てたもんじゃねーぞって思うよ。だから幸せだよ。お前に捕まる犯人には、未来があんだもの。」

父「なぁ」

うぬぼれ刑事「ぁぁ」(涙声)

父「なぁ」

うぬぼれ刑事「ぁぁ」(涙声)

父「うぬぼれ なぁ」

うぬぼれ刑事「あぁ」(涙声)

父「だから」

うぬぼれ刑事「あー」(声がやや大きくなった涙声)

父「だから」

・・・・・・・ピンポーン・・・・

うぬぼれ刑事「ああ↘」(がっかりの”あー↘”)

ちなみに、ピンポンは、話しがこれから「いいところ」ってところで、来訪者(役者:さだめくん)がやってきたというわけです。

うぬぼれ刑事の決まり文句は「僕と結婚してください、さもなくば、あなたを、逮捕します」(といって逮捕状と婚姻届を差し出す・・・)です。

そんな彼が最終回で、元婚約者の理恵にも、この決まり文句を使ったのかといいますとぉ・・・。

答えは、元刑事・現在作家(収穫期には稲刈りをする)の父がしっかりいっております。うぬぼれさんは、理恵を幸せにしたのです。
つまり・・・

興味のある方は、いずれDVD化するドラマをご覧ください。

この会話の赤字の「うぬぼれです」は、名前を名乗ったのかそれとも・・・(????)ここは、やはり深読みポイントか否か?そんなちょっと考えさせるところがまたにくい、クドカン作品!

この3ケ月、笑いました。笑いをありがつおございます。
父が息子に感動のメッセージをしようという、この時でさえ、笑いました。長瀬君は、コメディアンのような錯覚を起こしますが。アイドル・・・ですよね~いやぁ、もう・・・アイドルってすごいなぁ。
アイドルをここまでにする、クドカンさんがすごいのか。生田くんも映画「ハナミズキ」と同じ人とは思えない(役が違うから違ってみえていいのか。でも、すごい)

アイドルって本当にすごいなぁ。