毎年欠かさず見る、高校野球の春と夏の決勝戦。
今年限って見逃しておりました。
そして、最近になってこのことを知りました。
今年の春の選抜高校野球の決勝に出場した日大三校の山崎 福也（さちや）投手。父親は1980年にドラフト2位で巨人に入団した元プロ野球選手、山崎章也さん。埼玉県所沢市立向陽中時代は所沢中央シニアに所属し一塁手兼投手だったそうです。
彼には２つ年上の兄、福之さんがおりまして。
２年前、兄・福之さんが、春の選抜高校野球に出場し、甲子園で入場行進をしている時、福也さんは、北海道大学病院にて手術を受けていました。高校入学直前に、小児脳腫瘍（しゅよう）がみつかり、
「野球なんか、とんでもない」「手術にも、脳幹などを傷つけて自発呼吸ができなくなったり歩けなくなったりするリスクがある」と数カ所の病院で言われた末、「全部取る自信がある」と言ってくれた北海道大学病院で手術を受けていたからです。
麻酔が切れたとき、医師がほおをたたいて言った。「野球、できるよ」
と。そしてその翌日の選抜高校野球の開会式。聖望学園（埼玉）から出場した兄の福之（ふくゆき）さんが入場行進していたのを目にした瞬間、思わず立ち上がり、「全身の管を取って」と頼んだそうです。
「驚異的な回復」と医師に言われるほどの回復力にて、１週間で退院。
今年の選抜、おしくも沖縄代表の興南高校に破れ準優勝。
ＣＭでよく「Power Of The Dream」を耳しながらも、どこかそれがきれいごとに聞こえてしまって、聞き流す今日この頃。
「ああ、夢をみて、その実現に向ける力っていうのは、本当にすごいのだな」とこの記事を発見した時にまた、涙ぐむのでありました。
ちなみに、お兄さんも２年前、沖縄代表の沖縄尚学に破れ準優勝。
めぐるものだなぁ、と、思いました。
今年の夏も感動が生まれることと思います。
あらたな勇気をいただきました。と、同時に今年の夏も楽しみです。
春の地区大会、聖望学園は埼玉県大会にコマをすすめました・
日大三校は、都大会４回戦、日大鶴ケ丘に惜敗です。
春から夏へ。
ああ、栄冠はきみに輝く。
（高校野球ニュースより多々引用あり）