ボールペンの中で、熱でこすって消せるものがあります。
しろあです。
”消せるボールペン” とみんな呼んでると思いますが、
”フリクションペン” というのが正式な名前のようです。
フリクションペンはボールペンであるものの、書いた後に摩擦でこすって消すことができる
(正確には色を無色に変える)ので、修正液や修正テープを使う必要が無く便利な面があります。
しかし普通のボールペンに比べてインクの色が薄い事や、時間が経つことでも薄らいでいくため
公文書などには使えないなどデメリットもあります。
最近、新商品でインクの色が濃くなったものも発売され少し話題にもなっていますね。
私も仕事で暫定的に使用するボールペンとしてフリクションペンを買ってみました。
結構メモを取りながら訂正したりすることが多いため、作業には便利なんです。
ところが、先日使用してみるとめちゃくちゃ薄い!
黒い色素が分離したのか? と考えて遠心分離で振り回してみたけど結局そこに問題が
あったわけではなく色は戻らない。
どうやらこの猛暑の影響を受け、熱によりインクの色が薄らいだようでした。
早速ネットで濃くする方法を検索したら、パイロットが情報を提供していました。
メーカの情報ならば信頼性も高い。さっそく試してみました。
〇フリクションペンが薄くなった時、またインクの色を濃くする方法。
~消せるボールペンの復活方法!
1、冷凍庫に一晩入れて冷やす。(-20℃以下で冷やす)
2、冷凍庫から出して常温でとかす。
たったこれだけです。
フリクションインクは60℃以上だと無色になるけれど、-10℃以下だと色が濃くなるのが特徴だそうです。
ですから、薄くなったインクも冷やしてあげればまた化学反応によって濃くなるわけですね。
ちなみに解凍に関しては、常温(といっても室温33℃でしたが)で2時間ほど放置してみました。
インクが溶けているのか、そもそも凍っていたのかもわかりませんが、2時間ほどで結露が見られ、
適当に紙に書いてみるときちんと書けたので大丈夫だったようです。
そしてインクの濃さがみごとに復活しました! 大成功です。
ということで。
もしも消せるボールペンが薄くなった時にはすぐに捨てるのではなく、一晩冷凍庫に入れてみて下さいね。
※おまけ
……ということは、書いた文字を一度消した後、冷凍庫に入れると文字は復活するのでは?!
これはミステリーのトリックに使えるかもしれません。実験してみましょう。
実験の結果は後日発表します。