白あんの日記

白あんの日記

乳癌になっちゃったけど辛いことばかりではなかったよ~。おまけに脳動脈瘤も追加されました~。

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2019年6月8日

9年間距離をおいていた母に会いに行きました。

先月母は、父の介護で脊椎を損傷し、ボルト3本で固定する手術をしました。
その後、転院してリハビリしています。

兄から、顔見せてあげて、無理なら俺が顔だけ見に行くよ。顔見たら直ぐ帰るからと。。。
安心するから。

妹が幸せに生きててくれるだけでいいと思ってるから。

と言われて、心が動いた。

どんな風に動いたかというと、

罪悪感と恐怖心に怯える感じ。

それから、ずーっと毎日のようにその事が頭から離れずモヤモヤしていた。

母も兄も、そうやって私に罪悪感を持たせて支配しようとしてる。そんな心理が働いていた。

まだトラウマを浄化出来てないのに会ったら、冷たい感情が湧いて冷酷なことを言ってしまうのではないかという恐怖感があった。

でも、リハビリで入院している間にお見舞いに行かなければという義務感もあり、暑さに弱い身体なので行くなら夏本番になる前だよなぁ。

偶然にも週末は気温が下がるという。

どうしよう。。。

病院いこうかな、行けるかな、気持ちが動揺してなかなか決断出来ない。

6月8日(土)朝、まだ悩んでる。

夫が、行くならカーシェアリング予約するからさぁ~♪

予約したよ~♪

時間になり、

じゃあ、車とってくるからねぇ~🏃♪

モヤモヤのまま出発。
車の中でも、私は、
渋滞してるし暑くなってきたから戻る?とか言いながら、
夫は進む…。

病院に着いた。

勇気を振り絞って病室に入る。

??

誰もいないので、看護師さんに聞くと、リハビリ室でリハビリしてるとのこと。

行っても大丈夫ですよ~♪

いざ、リハビリ室へ。

一人だけ寝ている人がいたが、母には見えないなぁ。

近寄ったら、

すっかりお婆さんになった母だった。

「お母さん、久しぶり。」

小さくなって弱々しい声の母が
「あ…あ…、○子…」と首だけ起き上がろうとする。

思わず、手を握ってしまった。

ちょうどその時、理学療法士さんが来た。

母が療法士さんに、
「娘なの…何十年ぶりなの…。」

私「そんな~大袈裟なぁ~」笑💦

母「リハビリなの。部屋で待ってて!」

私「うん。」

振り返り、涙が一粒落ちた。

夫は後で待っててニコニコ黙ってる。

不思議なんだけど、たったこれだけでモヤモヤが溶けていった。

会うまでは、何日も何ヵ月も何年も恐怖だったのに。。。

会っても冷酷な気持ちになるのではないか。

罪悪感で辛いきもちになるのではないか。

そんな恐怖感は、一気に消えてしまった。

病室で待っていると、療法士さんの指導のもと、廊下を杖着いて歩く母が何往復かして部屋に戻ってきた。

療法士「今日から一人で歩けるようになりましたね。」

嬉しそうな母。

それから、3人で長い時間話しました。

父がボケたのは最近のことで、直ぐに母が役所へ行き、地域包括支援センターを紹介され、ケアマネージャーさんに来てもらったこと。

介護でトイレに行く父の介助をしてて倒れてしまい脊椎を損傷したこと。

ケアマネージャーさんの紹介で、入院の間、父が入る施設を紹介してくれたこと。
今後もその施設に居られること。

テレビでピアノ演奏が放送されると、「あ~、この曲、○子が一生懸命練習してたなぁって思い出して涙が出ちゃうの。」

他にも、この9年間に会ったことをあれこれと話した。

夫がトイレに行くと、

母は私の方をまじまじと見て、私に悪かったなぁと思ってた。と。
お兄ちゃんにも言われのよ。
○子には○子の生活があるんだから、あれこれ言ってはだめだよ。って。

私も話した。
「自分で勝手に壁を作ってた気がする。悪い事ばかり妄想してた。
私もずーっと何年も悩んで、何百冊も本読んだりして勉強したんだ。
よくさ、子供は親を選べないって言うでしょ。あれ、違うんだよ。子供が親を選んで生まれてくるの。自分の学びに最適な親を選んで生まれてくるんだって。親の姿を見て、そこから何かを学んで、学んだことを生かして、自分がどう生きるか、なんだよ。
母を一人の人間として見れてればよかった。母親だからという期待が大きかったんだよ。」

母は、この9年間、反省し、我慢し、頑張ってきたんだなぁ…と感じた。

母も兄も成長してた。。

スピリチュアルカウンセラーの私の心友さんから言われたよ。

「お母さん、街で仲良しの母娘を見かけると泣いてた。凄く反省して我慢して頑張ってたんだよ。」って。

その心友さんは、私を苦しめないようにその事言わなかったんだと思う。

ありがたい。。。

帰宅後、夫が
「ほんとーーーによかった。ホッとした。お母さんと○子が普通に話しててホッとしたよ。よかったね。」

何度も何度も、よかったぁ~と呟いてた。

そして、疲れて脱力してたわ。

こんなにも心配かけてたんだ。わたし。

ごめんなさい。
そして、ありがとう。

母にとっては、何十年も会ってないと感じてたんだなぁと思うと涙が出る。

でも、不思議と罪悪感が消えてた。
たぶん、辛い9年間だったけど、其々が苦しんで悩んで成長したと実感したからだと思う。

成長の為に必要なことだったんだよね。きっと。

これから、
急には難しいと思うけど、少しずつ気楽に向き合えるかもしれない。

本当に気持ちがらくになった。

いつも読んでくれる方がいるから、勇気をもらって気持ちを吐き出させてもらいました。

ありがとう。