日が沈む時
俺はこれからの時間が凄く嫌いだ
自分で自覚してるけど、鬱だと思ってる
どんな人間でも回りの人の意見は受け入れがたい気持ちはある
俺もその一部
だけど
親父、母ちゃん、兄貴、姉貴、
みんな人の話を受け入れず、人に言われたらムッとする人達
俺にもそういう部分があるけど、家族のそういう部分を反面教師と見て受け入れてる
だから、人に言われる前に鬱だと自覚し、酷くなる前に前向きになれるように努力してはいる
だけど、理由がない為にどうすればいいかわかんない
そんな時は片手にウィスキーを握りしめ、近所の町をぶらぶら徘徊する
何もない町
8時過ぎたら人影がなくなり、深夜を回ったような暗闇
そんな町を深夜徘徊すると
昼に人間を嫌って出てこない動物達が出てくる
そんなやつらと話すのが大好きだ
奴らは俺の顔を見ると警戒するが中には逃げないやつもいる
一緒に座りそいつに話しかけてはいるが言葉が通じない事ぐらい分かってる
独り言だけど、そいつは逃げずに俺の側にいる
近所の唯一の友達
全身白い毛で覆われてたり、黒い毛で覆われてる小さいやつ
一通り喋って俺は歩く
昼とは違う顔
薄気味悪いと思う墓地も景色の一部
小さい住宅街に収まる飲み屋から墓地畑など、一時間ぐらいで回れる小さな町
たまに野良犬が出てくるけど、狂犬ではなく
俺を一目見てどこかへ行く
俺はこういう世界が好きだ
人がいない時間は嫌いだが、世界は好きだ
そう思いながら自分の家のドアを開く
明日も来るのかな…
