私の実験的な子育ての取り組みとして
子どもに小さい頃から積極的に取り組ませていたことを少しずつ紹介していきたいと思います。

乳幼児(赤ちゃん)の頃にしていたことは、
また別の機会に紹介しますね。


今回お話するのは、
ペンが持てるか持てないかくらいの頃から
始めたもの。

LEGO
ぬりえ
おりがみ

です。

どれにも共通して言えることは、まず色があるということと、指先を使う遊びということです。

日本人は、世界で最も色を表現する言葉を持つと言われています。
色には、それぞれが持つ触覚や温度など、いわゆる「共感覚」みたいなものがあるんです。

ちなみに私自身も「共感覚」を味わう時があります。


あらかじめ言っておきますが、
我が家の子育ての基本方針は、
感受性を豊かに、表現力をもち、そして自分自身を見つめ、問題解決能力をもち、プレゼンテーションできる子どもにしたい、ということです。
(天才児ということは全く思っていません)


例えば、もし我が子が、何らかの理由で
学校に行かなくなったとしても、
自分の取り巻く環境の中あるいはインターネットなどの中で生きる道を探して行くことが
出来さえすれば良いと、産んだ時から
腹を据えています。


そういう意味では、
これまで多くのお子さんや保護者の方々と関わらせていただくことで、何百ものケースに携わったので自分の子どもでありながら、
「100人目の我が子」というくらい
とても客観的な子育てをしています。
(これは我ながら不思議な感覚です)


話が少し逸れてしまいましたので、
元に戻しますが、

私は、子育てをする上で、
その子の「感覚」を育てることを大事にしました。
その実験的手法の一つが、
(積み木の後移行→)LEGO遊びであり、ぬりえであり、おりがみです。


基本的には「指先の感覚」、ぬりえでは、
「筆圧のコントロール」を目的にしていました。
おりがみも同様です。

指先の不器用さ(これはトレーニングで改善できます!)が著しく目立つお子さんは、おりがみが苦手だったり、いつまでたっても字が上手にならない、あるいは書くのに時間がかかると思って、苦悩してらっしゃる方もいらっしゃいませんか?


指先を巧く使えるようになるかどうかは、
日々の慣れです。
車や自転車の運転と同じようなもので、バランス感覚や自分とちょっと離れたところの感覚がどれくらい正確に使いこなせるかどうかなのです。


「ぬりえ」も「おりがみ」もコツを掴めば、グッと上達しますよね。

あれは、指先のチカラのコントロール(力みすぎない)がきちんと出来ているかどうかなのです。

できるようになると、どんどん上達していくのが「ぬりえ」や「おりがみ」。指先を自分の思い通りに動かせるようになった証拠なのです。


絵が上達するとなると絵心やセンスが関わってきますが、「ぬりえ」なら塗るという単純作業だけです。最初、親子でぬりえすることで共同作業のコミュニケーションにもなります。

また、「おりがみ」は本見て、あるいは人が折っているのを見て「真似をする」というミラーニューロンがはたらいているかどうかという、わりと高度な脳機能なんです。あと記憶という意味では「作業記憶(ワーキングメモリー」にも関係してきます。
それから、集中力も。

(追記:「おりがみ」遊びを覚えるまでは、紙をビリビリっと破る遊びをしていた時期もありました)


神経発達障害をもつ人は、この「真似をする」や「作業記憶(ワーキングメモリー」の働きが弱いあるいは偏りがあるとされています。


それぞれの言葉の詳しい説明は、また後日。


小さい頃、そういえばそうだったなーとか、
大人になっても、字を書くのが苦手だったり、板書が苦手だったり、メモが苦手だったり、不器用だーと自覚してる方、
(真逆に、凝り性過ぎてるという方)

人間関係も不器用になっていませんか?



年長さんの娘が自分で本を見て
マスターした「かえる」の折り紙。
小学校でも"おりがみセンセー"となって、
お友達に教えいるそうです。

「人に教える」これもまた勉強なり。








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