この業界のトップ連中の一人がやってきた。
約束の時間になっても来ない!
これは大物あるある。
ちょい遅れでやって来る。
自分が初めて会ったのは10年前くらいか。
ドラマの白い巨塔みたいに、周りに沢山の人を引き連れて歩いていた。
A氏『えーっと、君は、、』
シロ『はい!〇〇のシロです!よろしくお願い致します!』
沢山の人を引き連れながら歩いている横を並走しながらの挨拶。
A氏『シロさんね、こないだの本見たけど、良かったよ』
シロ『ありがとうございます!』
A氏『ただし、Xの本なら123はズレとるよ。外した方がいいな』
シロ『すみません、お言葉ですが、123は前年度より〇〇省が最重要項目に指定しましたので、残すべきかと思います』
引きつるA氏の顔、
凍りつく空気、
周りの金魚の糞たちの顔が怖かったねwww
A氏『、、、まあ、じゃあ、ウチの人数分その本を買うよ』
シロ『ありがとうございます』
A氏『今日このあとよろしく』
このやり取りが最後。
業界トップに楯突いたみたいな感じねw
で、今日、10年ぶりの再会。
あの怖いオーラでやってきたが、
シロ『前にお会いしたときに名刺をお渡ししておりませんでしたので、、』
A氏『ああ、あのときの!シロ先生ですか!アッハッハ!ご活躍をあちこちで聞いていますよ!どうぞ今後ともよろしくお願い致します!』
急に先生呼ばわり、余計に怖いわ。
冗談まじりに気さくに話して帰って行った。
30歳の娘の寝言がすごかったとか、まさかA氏から直接こんな世間話が聞けるとは。
あの白い巨塔ごっこは何だったんだ。
何か、信用ならんな。