ダイヤモンドのネックレスもらって、つけてもらった感想が

『とても重い』

って変だなとずっと思っていたけど、

敢えてとても重いという台詞にする意味があったんじゃないかとふと思った。


フランツ『オーストリーの皇后になってほしい。

最初に一つ話すことがある。皇帝は自分の為にあらず。
国家と臣民のため生きる険しい道を歩むもの。
妻となる人にも等しく重荷が待っている。
それでも君が ついてこれるなら嵐も怖くはない。』


という台詞がある。
妻となる人にも等しく重荷が待っている、と言っていて、

エリザベート『なんてお答えしたいいのかしら』

フランツ『急すぎるね』

エリザベート『あなたのお気持ちはよくわかるの』

フランツ『ありがとう』


フランツ『プレゼントあげよう、愛の証なんだ』


エリザベート『もったいない』

フランツ『つけてごらん』

エリザベート『とても重い』


愛の証だし、それを受け入れることの重さが

『とても重い』という台詞を生んだのではなかろうかと、ふと。


最近エリザベートを色々と観ていた影響で、エリザベートやフランツあたりを調べているんだけど、

調べれば調べるほど、報われない世界だな。


エリザベートもそうだし、特にルドルフの人生は悲しい。


ルドルフの人生は、母親がそばにいなくて母親の愛情を求め続けた一生だったのだろうと感じた。


嫁がいるにも関わらず、沢山の女性と付き合い、それも身分違いの下品な女性を好んだ。


皇太子が娼婦の中でも下品な娼婦が好みとは。


宝塚のエリザベートのルドルフのイメージがあったから、違和感しかない!


ルドルフは色んな下品な女性と遊んだ結果、

性病に罹り、その影響で目と関節の痛みに苦しみ、
それを誤魔化すためにコカイン中毒になり、


嫁に大衆の面前で馬鹿にされ笑われ、


最後は愛人の一人を殺して、自分も死んだ。


最後は母親エリザベートに冷たくされ、父親フランツにも見放されたと感じ自殺を決意したようだが、

自殺の道連れに16歳の少女の命を奪う必要がどこにあったのか。


生きにくい人生だったのだろうな。


今ごろ生まれ変わって、エリザベートのルドルフって悲しい人だなぁとか言っている一人になっているかもしれんが。


幼少期の親の愛情は生涯影響するのかもしれない。


この間、自分が人として一番好きだった育ての母が亡くなった。


愛情はもらった分だけ人にあげることが出来るから、

あなたが人に愛情をいっぱいあげれるように、たくさん愛情をあげるねと言って、

本当に大事に大事にしてくれた。


育ての母がいなかったら、もっと違った人生だっただろうと思う。


心から感謝している。