高校入学当初にたまたま仲良くなった友人Aの話。


かなりぶっ飛んだ人で、なかなか遭遇しない感じかなと思うので、書いてみようと思う。


人を引きつける力が強い人だなと思っていたが、入学早々に軽音楽部に入部したかと思ったら、

突然、部長になったw


これはいまだによく分からない状況なのだが、異様に音楽に詳しく、センスがあったから、


一年生で入ってきたばかりだが、部活自体の向上になるという理由だと顧問の先生が言っていた。


自分が入った部活は上下関係が厳しかったので、そんな飛び級みたいな状況が理解できなかった。


で、そう時間が経たないうちに金髪で学校に来たwww


Aいわく赤色にするために一旦色を抜いた!

と言っていたが、そういう問題ではないwww


で、Aは速攻で教員室に呼び出しされ、今すぐ髪を黒くしないと退学だ!と言われたらしく、


まさかの黒髪とかする訳ねーし!と言って、本当に退学となった。


Aは退学になったが、関係性は続いていて、よくAの家に遊びに行ったりしていた。


Aの家は家族全員がぶっ飛んでいて、16歳で家でタバコを吸っていても何も言われなかったし、退学になったことを責められることもなかったそうな。


我が家は笑えるくらいに厳しいので、こんな家族もあるんだなぁと思っていたな。


Aは部屋でピラニアを飼っていて、たまに成長したかなーと言って、

水槽に躊躇いもなく手を突っ込んで、素手で捕まえて、定規の上に乗せたりしてたw


あれ魚には良くないじゃないか?と思っていたが、後で聞いたら普通に飼っている人たちより随分長生きしたそうな。



Aと同じ中学を卒業したBってのがいて、

Bと遊ぶことになったんだけど、このBはAとは真逆のタイプで、

いつもオドオドしていて、不器用な人だった。



Bの地元のバーガー屋さんで二人でのんびりしていたら、

突然いかにもヤンキーたちが20人くらい入ってきて、取り囲まれた。


どうやらBの同級生で、Bを中学時代にいじめていた連中だそうな。


ヤンキー『おい!外に出ろよ!タイマン張ろうぜ!!』

これの繰り返し!!


こんな20人くらいいてさ、タイマンとか、絶対に勝てない。

万が一、勝ってしまったら、余計に何されるか分からないし、

ケンカは勝てばいい理論で、何を持っているかは分からない。


これ一人だったらどうにか逃げるが、Bがうつむいたまま硬直しているのを見て、こいつは捕まってしまうなwと思った。



タイマンとかやんないと言ったところで、

『えー何びびってんのーお前らに断る権利とかねーから!』な感じで終わらない。



バーガー屋さんの店員さんに通報してくれ!!の目線を送るが、

見て見ぬふりしかしてくれない。


後で分かったのだが、このヤンキーたちは地元で有名な人たちで、

下手に関わると後が怖いので、みんな見て見ぬふりをするそうな。


バーガー屋さんの椅子に座っていたのだが、椅子ごと引きずられて、

ああ、この流れは半殺しパターンだなと思って、


ダメ元で、一本電話をかけさせてくれ!と言ってみた。


こういう状況は舐められたら好き放題されてしまうので、


頑張って偉そうに振る舞って、偉そうに言ってみた。


ヤンキーズ『あ?どうせ警察に通報すんだろ?』と言われたので、


全くタイマン張る気はさらさらないが、

shiro『分かった、分かった、タイマン張ろうや。一本電話入れたらやるから、ちょっと待っとれ』


と言ったものの、さて、誰に電話をするのが正解なのだろうか、、

悩んでいる時間はない。


Bは全く頼りにならないし、ヤンキーズはタイマンが張れると思って、

誰から行くかで相談をしている、、



自分がこの状況で警察に電話をする発想はなかった。


Bと同じ中学なら、家がバレているし後の報復がひどいものになるだろうから。


一番良いのは周りの誰かが警察を呼んでくれることだったが、誰も助けようとはしてくれなかった。


で、


Aに電話をしてみた。


A『おー、ちょうど良かったわ、かけようと思ってたんだ』


shiro『いまAの家の近くのバーガー屋にいるんだけど、何か集団に絡まれててw』


A『何歳くらい?』


shiro『タメらしい』


A『あー、Aと仲良いって言ったらいいよ』


shiro『えっ?』


A『名前出したらどうにかなるはずやから』


で、


shiro『いまAと電話してたんだけど』

って言ったら、


ヤンキーズ『ええっ!?あのA!??』

となって


ヤンキーズ『Aと仲良いなら先に言ってよー!一緒にバーガー食べようぜ!』

と急に優しくなり、仲良くなったwww


で、後日、、

Aの家に遊びに行ったら、バーガー屋にいたヤンキーズのリーダーみたいなのがいて、


shiro『いやいやあの人数はズルいわwwwタイマンとか、最終的にはボコボコの流れだったでしょwww』


ヤンキーリーダー『そりゃそうなってたやろなwww』


危なかったぜ、、


しかも、同じ歳だから、高校に行っているのか聞いたら、


ヤンキーリーダー『あー、いま休学中つーか、たぶん年少に行くことになるわ』


どうやら、
あのバーガー屋のやり取りの数日前に学校でムカつくやつをボコボコにしたあげく、

ナイフで刺したそうな。


shiro『え!!あのバーガー屋のときもナイフ持ってた!?』


ヤ『刺そうと思ってたwww』


いやいや、ダメな人種すぎる。

一番関わりたくない16歳、、


みんな薄々気付いているかもしれないが、

このA、B、ヤンキーズの地元はかなり訳ありなエリアで、

やるかやられるかみたいな世界だそうで、

まだ16歳だったのでよく分からずに仲良くしていたが、

大人になってから、あのエリアによくも平気でウロウロしてたな、、と。


で、ヤンキーズは退学となり、少年院に入った。




あ、そういえば、そのAの家であったときに色々と聞いたんだけど、


ヤンキーズのリーダーみたいなナイフ刺したってやつがリーダーじゃなくて、ナイフ刺したこの人は組織のナンバー2で、


組織のリーダーはAだったっていうwww


気楽に仲良くしてたけど、Aはやばい奴らのリーダーだった。



これは数年後にも似たような出来事があって、


たまたま仲良くなって、すごい気に入られて仲良くしてたら、

また別の組織のリーダーだったw



自分は全くウェーイな感じではないが、

なぜか昔からイキっている系に気に入られることがよくある。


そもそも人にあんまり興味がなくて、コミニュケーションも適当にしてたはずなのに、


どこにポイントがあるのかが不思議だが、すごい気に入られて仲良くしようとしてくる。


小学生の頃から同じ現象があって、

学校で一番イキっている男子やら、一番モテるイケイケ女子に


こんな感じなのに仲良くして欲しいと言ってもらえる。

もはや守護霊がイケているんじゃないかな?w



あと犬にも好かれやすいから、本能で生きている系の人たちに好かれるフェロモンなのかもしれない。

家族の誰にも一切懐かない猫が、
初めて行った日からスリスリゴローンと甘えてきて、家族に羨ましがられるとか。

フェロモンか守護霊説が有力だな。



後日談。


Bは高校でもいじめられそうになっていたので、というか既にいじめが始まっていたので、

あれこれアドバイスして、どうにか回避することに成功。



いじめられっ子は仲良くなると、舐められたくない!けどどうすればいいか分からない

と相談してくるので、

真面目にアドバイスするけど、たいていはアドバイス通りにしてくれないwww


度胸がないと、そりゃ舐められる。

人間も動物だから。


力で勝とうとするんじゃなくて、オーラや!と真面目に言っているが伝わらないwww


今の職場でも、いじめが起きそうになるので、いじめらる人にアドバイスして、

いじめる奴に釘を刺しておく。


いじめる側のコントロールはやりやすいが、いじめられる側のコントロールはかなり難しい。


アドバイス通りに動かずにいじめられる方へと行ってしまう。


高校生のときからいじめ潰しをやっているが、たいていアドバイス無視してくるなw


で、最終的にはアドバイス通りに動いていじめが収まる。

いじめられる人は自分の意見を聞くけど、その通りに動いてくれないね。
困りきってから言う通りに動くけど。


いじめっ子の方は不思議と自分のアドバイス通りに動くんよ。


いじめられる側の方が頑固なイメージ。



Aは確か24歳くらいだったかに会ったのが最後だと思う。


迎えに来てくれるというので待っていたら、

真っ赤なスポーツカーでイキって登場したwww


駅前とかコンビニ前にいたヤンキーたちが、信号待ちをしていると

わざわざ立ち上がって見ていたから、ヤンキーに人気の車だったのかな?


はがいじめされるみたいなF-1みたいなすごいシートベルトだったwww

スポーツカー全く興味がないから、良さがさっぱりわからないが、何か高そうな車だった🚘


Aは考え方が更生していて、真面目に社会人となっていた。


しばらくして手紙が届いて、結婚して子供が産まれて、

新居に越したから遊びに来て欲しいという内容だった。


あえて何の連絡もしなかった。

楽しい学生時代であったが、悪友になり得る人とは繋がらないで生きたい。


今も仕事とか日常で出会うイキっている系のメンズになぜか好かれる。



真面目にシャカリキ頑張る。

これが一番良い。


頑張ろう。


shiro