続いては、

平野美術館
(浜松市中区元浜町)にて、

松井冬子展が開催中!

松井冬子
http://matsuifuyuko.com/

痛みが美に変わる時  画家:松井冬子の世界


ほぼ地元出身(隣の森町)の画家さんということで、大きく報じられているわけですが、

多くの方々が観に来られていました。

私の前の方は北海道からの方でしたね(びっくりです)。

皆さん、熱心に鑑賞されていて、ビデオコーナーでは立ち見になるほど多くの方が観てらっしゃいました。

作品もさることながら、彼女自身の魅力ドキドキでしょうか。

芸大日本画専攻では日本初女性の博士号だそうです。

テーマは現代的ながら、優れた絵画技法の日本画です。

正直前評判が高かったものの事前のパンフレット(死体が横たわっているのと、象さんが入水自殺しようとしている絵)を観てしまっていて、怖いなあ、と思っていて、観に行くのが躊躇されていました。

狂気・病理的なテーマも昔は多少好みだった時代もあるので共感できる部分もありますが、今はひいてしまうかも、、、若い方が興味・共感を覚えるのはわかります。

ビデオ観ていて、彼女は幸せでは絵は描けないようなことを言っていて、対談者の芸大の先生に、幸せも受け入れなさいねって、言われていたものの、現時点の彼女は受け入れていないな、と感じました。

それで思い出したのですが、亡きうちの妻も、幸せでは詩は書けない、と言っていましたのを思い出しました。私は幸せなら、幸せの詩があるのじゃな い、と言ったことがありますが、彼女にとって詩は人生のギリギリの極限状態で生まれるものなのかなと思い、松井さんもそうなのかなあ、と感じました(余談 でした)。

私も多少病的・狂気・恐怖の世界ははまっていたのでモードを替えれば結構浸かれます。結局4・5回丹念に観て回っていました。

人間(個人・集団)には悪意・狂気・神経衰弱・怖れ・自己嫌悪・他者拒否などの闇の部分は多かれ少なかれある訳で、それを無視し避けるより、直視して抱きしめた方が、昇華されるものかもしれません。囚われちゃって抜け出せなくなると問題ですが、、。