先日7月6日(土)王子にあるお札と切手の博物館(王子駅東側徒歩1分)へ行ってきました。ちょうど、お札の誕生祭が7月3日(水)から始まりました。
お札と切手の博物館 独立行政法人 国立印刷局 (npb.go.jp)
2-3ケ月前に、国立印刷局に勤務していた方と知り合い、王子に国立印刷局があるのを知りました。2つあり、西側に国立印刷局東京工場と東側に国立印刷局王子工場があり、隣接してお札と切手の博物館があることを先日知り、行って来ました。
2-3週間前、王子駅西側にある、渋沢栄一史料館へ行き、そのついてに国立印刷局東京工場へ。ちなみに、ここには、紙の博物館(3-4年前に行きました)と北区の博物館があります。
以前、日本銀行本店に隣接してある貨幣博物館へ行ったことがあります。
また、国立印刷局は、調べると全国に6つあるのを知りました。
造幣局は、大阪(造幣博物館もにあることは知っていましたが、調べるとさいたま市と広島市にあるとのこと。
新紙幣が、7月3日(水)に発行され、新1万円札に渋沢栄一、新5千円札に津田梅子、新千円札に北里柴三郎に。ちなみに裏面は、それぞれ、東京駅丸の内駅舎、藤の花、葛飾北斎の富嶽三十六景「神奈川沖浪裏」に。
大手3行は7月4日(木)から配布とのことでしたが、2行だけ3日(水)からと。渋沢の出身深谷市のある埼玉りそな銀行と北里の出身地阿蘇のある熊本の銀行は7月3日(水)からと。
渋沢栄一の史料館、記念館はそれぞれ王子と深沢にあります。
渋沢栄一史料館 王子
渋沢史料館|公益財団法人 渋沢栄一記念財団 (shibusawa.or.jp)
渋沢栄一記念館 深沢
渋沢栄一記念館/深谷市ホームページ (city.fukaya.saitama.jp)
津田梅子は、2-3年前動画で知ってるつもりを観ましたが、現在は番宣のみのようです。
1991 知ってるつもり?! 番宣 津田梅子さん (youtube.com)
北里柴三郎は、2015年ノーベル生理学・医学賞を受賞された大村智さんの本を読んだ際、北里大学薬学部教授に就任し、その後経営改革をされたことが印象的です。
世界の紙幣
お札と切手の博物館には、新紙幣の裁断前のものなど、いろいろ展示がされていました。また、世界の紙幣も。ケニヤに滞在中、スウェーデン、スランス、スイスを旅しましたが、スイスの紙幣が表に英語フランス語、裏にドイツ語とロマンシュ語が書かれているのを覚えていましたが、裏だけしか展示されていませんでした。
南アフリカに1990年訪ねましたが、通過はランド、英語とアフリカーンス語ですが、アフリカーンス語はオランダ語が派生したものとしりました。2012年からはネルソン・マンデラの肖像が掲載されています
さらに調べると、表はネルソン・マンデラ、英語で、裏は動物、アフリカ―ス語などで記載されています。South African rand WikipediaのEighth Seriesに記載されていました。
South African rand - Wikipedia
また、インドの紙幣はガンジーですが、裏面に17の言語が記載されていることを、以前インド人の知り合いから見せていただいたことがありますが、こちらは表面のみの展示でした。
他にも、かつてアインシュタインの肖像のイスラエルの紙幣や、スウェーデンで2015年からグレタ・ガルボの紙幣など展示されていました。
追記)スウェーデンクローナを調べると、2015年にリニューアルされていて、20クローナはアストリッド・リンドグレーン(長靴下のピッピなど、国際アンデルセン賞受賞)、100クローナがグレタ・ガルボ(女優)、そして1000クローナはダグ・ハマーショルドに。ダグ・ハマーショルドは第2代の国連事務総長で、ニューヨークの国連本部の図書館はダグ・ハマーショルド図書館で、唯一亡くなってノーベル平和賞を受賞ー委員会が決定した後飛行機事故で亡くなったため)をしています。
おまけの話ですが、硬貨でオーストリアの硬貨に、ズットナーという初の女性のノーベル平和賞受賞者が刻まれています。『武器よさらば』の本や、ノーベルとも親交があり、ノーベルに平和賞創設を進言したと。
軍票
戦時中、戦費調達のために軍票を大量発行していました。写真家の平野正樹さんが丸木美術館で、10年余り前の2013年行われ伺いました。
平野正樹写真展 After the Fact | 原爆の図 丸木美術館 (marukigallery.jp)
平野さんは、旧ユーゴの銃弾の跡をHolesという作品に、また、東ティモールの99年8月30日の住民投票の後9月のインドネシア軍と民兵(ミリシア)による破壊された街の窓をWindowsという作品を作られました。
おまけの話ですが、この正月京都府京丹後市の実家に帰省し、お世話になった親戚のおじさんが骨董屋をされているのですが、軍票がありました。
軍票の話をスタッフの方に訪ねると、軍票は日本銀行発行ではないのですが、薩摩藩の西郷隆盛の藩札や、ジンバブエのインフレの時の100兆ドルや、ドイツ・ナチス時代の紙幣や、さらにカナダドルのエリザベス女王の髪がヘビに見えるとその後改正され、その両方や、イランの大統領のトップが代わって、肖像が塗りつぶされたものなどめずらしい紙幣もいろいろ展示されていました。
なお、このお札と切手の博物館は市ヶ谷から2011年に移転してきたものとのことでしたが、2-3年後北区区役所が建設予定で、また移転するとのことでした。
皆さんも是非、お札と切手の博物館へ。入場無料です。