去年の12月から3月まで使っていたオプジーボが効かなくて
肺の多発腫瘍が増え、大きくなりました。
おまけに腰椎への転移も発覚・・・
発症から2年になる私のがんも、徐々に厳しくなっています。
がんによる症状も出てきました。
前回書いた腫瘍熱
がん性貧血
気管支周囲の腫瘍による咳や血痰・・・
がんが活性化している感じです。
これまでは薬の副作用との闘いでしたが
いまは、がん本体とも闘っています。
そして4月5日から、5thライン、分子標的薬の切り札スーテントを開始しました。
1st インターフェロン
2nd ヴォトリエント
3rd インライタ
4th オプジーボ
5th スーテント
です。
がんは狡猾ですから、何剤も使っているといろいろ学習して耐性を強め、効きが悪くなってくるとも言われます。
だからといって、そんなに選択肢はありません。
今回は私も主治医も迷わずスーテントにしました。
ただ、やっかいなことに
この3ヶ月間でがん性貧血が急に進行しています。
4月6日のブログ にも書いたように、スーテントの副作用で骨髄抑制が起こると貧血も進んでしまいます。
骨髄抑制が起こらないうちにがんを叩いて腫瘍量を減らさないと
がん性貧血と骨髄抑制のダブルパンチを食らいます。
分子標的薬の中では 「副作用も強いが効果もある」 と言われるスーテント、
この3ヶ月間勢いづいている腫瘍を大人しくさせてほしい
そんな思いで服用を開始しました。
服用して1週間ほどたったころ
うれしいことに2ヵ月半続いていた腫瘍熱が納まりました。
おー、スーテントが効いた!
腫瘍の勢いを止めた!
と、喜んだのもつかの間、熱が下がったのは3日ほど。
それからまた発熱が始まりました。
効いたのはわずか3日。
もはや耐性が出来て腫瘍が盛り返してきたのか・・・
それ以降、熱の乱高下が続いています。
きょうも午前中は平熱
午後からどんどん上がって午後4時には39℃越え。
さすがに仕事は出来ないので寝ていました。
午後6時には、なんと39.8℃。
ふらふらしながら起きてアクエリアスを飲んだら
なぜか熱が下がり始めて7時には37.2℃まで下がりました。
そして今9時ですが、また38.4℃まで上がっています。
体内でスーテントと腫瘍がせめぎあっているかんじです。
頑張れスーテント!
で、スーテント開始後2週間の副作用ですが
心配していた重篤なものは今のところありません。
自覚できる副作用は顔の浮腫みと小さな吹き出物。
イケメンじゃないのでどうでも良いけれど、不快です。
あとは重だるい倦怠感。これはヴォトでもインライタでもおなじみです。
それとやはり味覚の異常。まだ出始めですが食欲が無くなります。
自覚できない副作用は昨日の血液検査でチェックしてもらいました。
2週間前と比べて・・・
白血球は1万2千から8800に減少(標準値3300~8600)
むしろ多すぎたからちょうど良し。
この先減り続けないか要注意
心配だったヘモグロビンは8.3から10.4に上がりました(標準値13.7~16.8)
まだ低いけれど少し回復したのは嬉しいです。
気になるCRPは20.7から10.3に減少。標準値は0.3未満ですからまだまだ多いですが半分に減ったのはやはりスーテントの効果かと思われます。
肝機能や腎機能もやや高めですが大丈夫な範囲。
今のところおおむね順調なスタートです。
まだ2週間ですからぜんぜん油断できません。
また、腫瘍の盛り返しも有り得ます。
私のスーテント服薬パターンは、1日3C、2週投薬1週休薬の予定です。
2週間たったので休薬に入れると喜んだのですが・・・
腫瘍に効いているようだから、第1クールは1週間延長して3週投薬にしました。
主治医にしては珍しくアグレッシブな提案でした。
私もすぐに同意しました。
負けたくない
いつも前向きに闘いたい。
きょう、腎がん仲間の一人が旅立ったことを知りました。
オフ会や昨年夏の腎がんカフェでもご一緒し自宅にもお邪魔した戦友です。
病状が厳しくなっても決して弱音を口にせず、治験にも挑戦していました。
彼に恥ずかしくないよう私も戦う。
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