お燗酒 | 一日一日、ゆっくりと

一日一日、ゆっくりと

 自分に負けず、歩く日々

うぅ、冷えますねぇ ((((;゚Д゚)))))

まだ11月だけど、もう気候は年末のような気がします。

 

病気になる前だったら

こんな夜はお酒に燗を付けて一杯を楽しんだもんです。

 

残念ながら今はインライタ君のおかげで胃がへろへろ(笑)

ちょっとお酒は無理なんですよね・・・

 

でも、呑めないと余計に恋しいなあ・・・お酒。

 

 

私は、日本酒は夏でも冬でも 「ひや」(常温) で呑みますが、

とても寒い夜はぬるくお燗を付けて呑みましたね。

 

ああ・・・お燗のお酒

 

徳利からお猪口にちょろっと注いで

 

口の方からお迎えに行って、くぴりとひと口

 

・・・

 

旨いよなあ・・・ お酒

 

せめてお茶を飲みながら

 

お酒の空想でも・・・

 

 

////////////////////(空想、ここから)///////////////////

 

 

時計はもう、閉店の時刻を指していた。

 

客が引けて、静けさを取り戻した小料理屋 『にの宮』

 

女将の志乃 (38) が店じまいの準備を始めようとしたその時、 しろおう (42) が暖簾を分け、静かにカウンターの前に立止まった。

 

志乃は、はっとしたような眼差しをしろおうに向けた。

 

「ちっとも知らなかった・・・お帰りなさい。 いつ、お着きになったの?」

 

「すまない。成田から電話すればよかったんだが・・・もう、お店、混み始める時間だったものでね」

 

「いいのよ、そんな・・・来ていただいただけで・・・私」

 

 

しろおうに歩み寄って肩からコートを受け取り、ハンガーに掛けながら志乃は言った。

 

「あら、雪? 雪が降っているの?」

 

「ああ、ほら、もう積もり始めているよ」

 

「えっ? あら、本当・・・今年、初めてよ・・・、積もるのは」

 

 

志乃は赤ちょうちんの灯りを消し、暖簾を店の中に取り込んだ。

つい先程降り出した雪が、次第に暗闇の底を白く染めている。

 

 

「ストックホルムは毎日雪でね・・・」

 

「そう・・・、風邪ひいたりしませんでした?」

 

しろおうは少し微笑んだ。

 

「ああ、ぼくが海外から帰ってくると君はいつも同じことを訊くね。」

 

「だって・・・いつも・・・心配しているんですから・・・。 あ、ごめんなさい、おビールにします?」

 

「うん、あ、いや・・・せっかくだから久しぶりにお酒にするよ。」

 

「そうですか、半年ぶりですものね。 今夜は雪だし、少しだけ温めましょうか?」

 

「そうだね。君は燗が好みだし。」

 

「あらいやだ、じゃあ、すぐ付けますからね」

 

いそいそとカウンターのなかに戻った志乃は、うなじの後れ毛を撫でつけながら、チロリに注いだ清酒「ねのひ」を湯煎にかける。

 

窓の外は雪。ふたりの夜は、今から・・・

 

 

////////////////////(空想、ここまで)///////////////////

 

 

ん?

 

あ、居眠りしてた・・・

 

いかん、寒い、寒いよ~

 

早く寝よ~っとぉ

 

 

 

 

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